ゼルダの伝説〜神々に選ばれし者〜

□第5章
1ページ/3ページ



第5章

ーリンク目線ー

月が昇った頃

僕はサリアとの約束の場へと向かった

話ってなんだろう………?

あ、ちなみにナビィとティアお姉さんは留守番してるよ

留守番中にみんなに虐められなければいいけど………(特にミド)

サリアとの約束の場所へ近づくにつれ、優しい音楽が聞こえる

きっとサリアがオカリナを吹いてるんだろうなぁ………

そして約束の場所につくと、予想通りサリアがオカリナを吹いていた

「遅れてごめん、待った?」

「ううん、大丈夫だヨ」

サリアはオカリナを吹くのを止め、にこっと笑った

ここは僕とサリアの秘密の場所

大きな神殿の前で、この神殿の扉は固く閉ざされてて入れない

「そういえば話って?」

サリアにそう聞くと、後ろから盾を取り出した

コキリの森のマークが描いてあるコキリの盾だ

サリアはそれを僕に差し出した

「これはデクの樹様で作った盾だヨ。もし森から出ていくのならこれを持って行って」

「デクの樹様の盾………?」

サリアからその盾を受け取ると

その盾は普通のコキリの盾より軽くて頑丈だった

「どうしてこれを………?」

「デクの樹様に頼まれたノ。『もしわしが死んで、リンクが森から出ていくときはわしで盾を作り、リンクに渡すのじゃ』って」

デクの樹様はこうなることがわかってたのかな………

「………ありがとう、サリア」

「どういたしましテ。これでサリアはデクの樹様との約束を守れたワ」

そう言い、サリアは微笑んだ

「そろそろ戻ろっか。だいぶ月が昇ったし」

「そうだネ」

いつもどおり、近道をしながら帰ろうとしたら森が騒いだ

「…………?森が………騒いでる………?」

「何があったんだろウ…………」

森が騒いでる………

何か嫌な予感がする………

早く戻ろう!!
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ