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□♡続☆偽りのマシュマロ
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高校一年生の時。


春の移動教室で飯ごう炊飯。


私はちょっと人見知りで班の子達ともなかなか仲良くなれなかった。


あううぅ…みんな仲良さそう…


何の作業を手伝えばいいか聞きたいけど盛り上がってる中に割って入るなんて私にとっては至難のワザだった。


「えっと氷川さん?手が空いてる?」

「はわぁッ!?……はい……」


確か矢口君…だっかなぁ?

矢口君は明るくて、カッコいいのでまだ入学して間もないのにみんな矢口君のいるところに集まるくらい人気がある人だ。


「よかった!そこの河原の石取りにいくんだけど手伝ってもらっていい?」

「…………ぅん……」


思わず緊張してしまう…。

高校に入ってからほとんど喋ってなかったので話し掛けてくれるけどうまく答えられない…。


「じゃあ、氷川さんこれもってくれる?」

「………え?……石はぁ?」

「これは重いから俺が持って行くから!」


矢口君は大きめの石が入ったバケツを軽々と持って、私は矢口君が持ってたタオルを持たされる…。

???

私、何も手伝えてない…
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