長編 -ツバサ RESERVoir CHRoNiCLE-

□高麗国
1ページ/26ページ


異空間を漂う小狼達。

空間が裂け光が差す。

小(なんだ?人がたくさんいる!?)

小狼達はそのまま光を目指し、異空間を脱出した。


ドサッ


小狼達は食料の上に落ちた。

食べ物が四方八方に飛ぶ。

小狼は食材の山から顔を出し、辺りを見回した。

そこには大きな城があった。

《何?この感覚…。なんだか気持ち悪い…。不協和音を聴いてるような…。》

アリシアは感じた事のない違和感に戸惑った。

黒「ああー?次はどこだ?」

フ「わー、なんだか見られてるみたいー。」

どうやら全員無事なようだ。

空から落ちてきたのだ。

気にしない者はいないだろう。

モ「モコナ、注目のまとー!」

‘てへっ’と照れるモコナ。

ブ「なんだこいつら!どこから出て来やがった!!」

大男が現れ、サクラの手を乱暴に引っ張った。

その時…。


ガッ


小狼が素早く飛び蹴りし顔面を負傷させた。

黒「お。」

フ「あ。」

モ「わ。」

それぞれが楽しそうに反応する。

ただ、アリシアは気持ち悪さに気をとられているようだ。

男は威力によりズザアアァと吹っ飛ぶ。

小狼はサクラの前に立った。

ブ「おまえ!誰を足蹴にしたと思ってるんだ!?」

春「やめろ!!」

突然屋根の上から届く声。

全員がその屋根を見上げた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ