沖神
□逃げたい
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たぶん俺はチャイナが好きなんだと思う……認めたくねぇが。
「チャイナ……」
「んだコラ、サド野郎!」
はいきた〜……名前読んだだけでこれでぃ。
どうにかこの状況を変えられないものか……
「あ〜……お前……ちゅーしたことある?」
何を聞いてんだ俺は……!
どうした俺……焦りすぎだろぃ!
「………………ねぇよ。」
「……んぁ?」
「……ッッだから、ちゅーしたことないって言ってんだヨ!」
キレ気味のチャイナが顔を真っ赤にしながら言ってきた……か、可愛いじゃねぇかコノヤロー……
「なんでぃ、てめぇ……まだまだガキだねぇ」
内心ホッとしてんのに口から出るのは憎まれ口ばかり……俺って奴ぁ……
生まれながらの性格を呪っているとだんだん暗くなってくる……ダメだ……なんかすげぇ逃げたい……
「お、お前はアルあるか?////」
目を泳がせて顔を真っ赤にさせて……やっとの思いで俺に質問してくるチャイナ……
あぁ〜……やべぇ……可愛い。
そう思った時には手遅れで……俺はチャイナの口に自分のそれをおしつけていた……
顔を離すとまっすぐにチャイナと目があった……
チャイナがなにか言いそうにしている……俺、嫌われたかもなぁ〜……
答えをきくまえに逃げてしまいたい……
チャイナが言葉を発しようと口を開く……
紡がれた言葉の先は……
「」