Ver.黒曜・リング編

□望まなかった邂逅
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洋一・獄寺「「うっ・・・」」



ツナが出て行って5分位経った時、2人が揃って目を覚ましたの。

よかった・・・。



瑠璃「洋一!!」
ビアンキ「隼人!」


獄寺「Σぐはっ!」


シャマル「ほら見ろ。言わんこっちゃね〜・・・」


リン「アハハ・・・だね」


洋一「ここは・・・保健室、か?」


瑠璃「そうだよ。うちのこと分かる?」


洋一「記憶喪失じゃねーって(苦笑」


紗那「そんなツッコミが出来たらもう大丈夫そうだね〜」


洋一「いや、大丈夫ではねーけど・・・」



獄寺「じゅ・・・10代目は?」


山本「さっき出て行ったぜ」



すると・・・



リボーン「ツナは首謀者の所に行くだろうな」


紗那「あ、リボーン君・・・」


瑠璃「首謀者の所・・・?」


獄寺「なら、こうしちゃいられねー・・・」


起き上がった。


ビアンキ「隼人、大人しくしてなさい」


獄寺「うっ・・・。だ、大丈夫だっつーの!」



なるべくビアンキさんの方は見ないようにして、獄寺はそのまま出て行っちゃう。

ケガ、本当に大丈夫なの・・・?


ビアンキさんはビアンキさんで「隼人!!」って叫びながら、そんな獄寺を追いかけて行っちゃった。



リボーン「山本、お前も行くか?学校対抗のマフィアごっこだぞ」


洋一・リン「「(あ、本当にそんな誤魔化し方するんだ・・・)」」


山本「そーなのか?獄寺達が行くなら、俺も行くかな」


紗那「山本君・・・」


リボーン「そうか(ニッ」



うち等は・・・どうしよう。

皆を襲ったあのメガネが許せないっていうのもある。・・・だけど今は未来達のことも心配だし、



うちがそんなことを思ってたら、急に洋一の制服のズボンのポケットから着信音が聞こえてきたの。

もしかして未来達・・・!?


洋一もそう考えたのか、急いでケータイを出して画面を確かめたの。



洋一「希だ!」


紗那「え、如月君・・・?」



それは電話だったみたいで、洋一はボタンを押してケータイを耳に当てる。






◎洋一視点◎



洋一「もしもし?希、お前今どこにいるんだよ!?無事なんだろうな!?」


希『洋一、こそ・・・』


洋一「、俺は大丈夫だ。で、何処にいるんだよ!?海斗と風花も一緒なのか!?」


希『何処に、いるのかは・・・言えない・・・・。俺なら、大丈夫・・・だから、心配、しなくていい・・・・』


洋一「心配すんなって・・・あのな、希、」


希『海斗達とは・・・一緒じゃない。・・・・けど、2人が、何処にいるのかは・・・分かった』


洋一「何だって・・・?2人はどーなってんだよ?一体何があったんだよ!?」


希『〈参加者〉だ』


洋一「!!」



本当にまた〈参加者〉に襲われてたのか・・・。

じゃあ、俺達は黒曜に関わってる場合じゃねーな。


だけどその考えは、次に希が言った言葉で覆された。



希『2人は・・・黒曜に、いた〈参加者〉に・・・・襲われた』


洋一「!?」


希『その〈参加者〉は・・・あの、ナッポー達と、手を・・・・組んでる。

だから、今・・・2人が、いるのは・・・・』


洋一「同じとこか!?」


希『ああ』



こんなとこで繋がってるなんて・・・。

2人を襲った〈参加者〉も原作を知ってるってことか?だからあいつ等と手を組んだ・・・。



洋一「希、お前、どこでその情報を・・・?」


希『俺・・・情報屋の、知り合い・・・・多いみたいだ』


洋一「は・・・?」


希『こっちの・・・話。とにかく・・・・伝える、ことは、伝えた・・・。

俺は、ちょっと・・・用があるから、遅れて・・・・行く』


洋一「用って何だよ。お前、1人で出歩いたら危ねぇんだぞ!?」


希『大、丈夫・・・無茶は、しない。ちょっと・・・・確かめなきゃ、いけない・・・ことが、あるんだ』



確かめなきゃいけないこと・・・?

何だよ、それ・・・。希は一体、何をやってるんだ・・・・?



希『だか、ら・・・黒曜には、先に・・・・行っといて、くれ』


洋一「っ・・・本当に、大丈夫なんだろーな?」


希『ああ』


洋一「・・・分かった。俺達は行くよ。

けど、何かあったらすぐ連絡しろよ?すぐ行くからな!絶対だぞ!!」


希『分かってる・・・。皆の、ことを、頼んだ・・・・』


洋一「ああ、任せろ!!」


希『任、せた・・・。じゃあ、な・・・・気をつけて、行ってくれ』



そこで希との電話を終えて、俺はケータイをポケットにしまう。


これで、色々考える必要はなくなったな。

行くべき場所は、目指すべき目的地は、黒曜だ!



瑠璃「如月、何て?」


洋一「海斗と風花がいる場所を教えてくれた」


瑠璃・紗那「「!!」」


リン「それって?」


洋一「―――首謀者の所だ」


他一同「!!」


洋一「リン、やっぱ相手はお前関連みてーだ。だから、」


リン「言いたいことは分かってる。洋一達がやる必要はないよ。・・・俺が、片付けるから」



その最後の言葉には、スゲェ冷てぇ殺気が込められてた。

怒ってる。リンは、相当怒ってる・・・。


だってこの殺気は、前に小さい風花が〈参加者〉に襲われた時と同じだから・・・。



洋一「俺も黒曜に行くから、最下位と谷垣は家で待っ―――」


瑠璃・紗那「「うち/私も行く!!」」


洋一「いや、けど・・・」


瑠璃「今更留守番しろ、なんて言われて「はい、そうですか」って受け入れる奴がいる!?

うちだって戦える!!未来達を襲った奴等をボコボコにしてやるんだから!!」


洋一「お、おぉ・・・なんか、怖ぇよ、最下位・・・・」


紗那「私も留守番なんてイヤだよ!

未来達のことも心配だし、私は千種君達にちゃんと理由を聞かなきゃいけないの!!


だから一緒に行く!!」



洋一「え、何であいつのことを・・・?」



原作は・・・知らねぇよな?


じゃあ、いつの間に柿ピーと知り合いになってたんだ?

〈千種君〉ってメチャクチャ親しそうだし、〈達〉ってつけてたから犬や骸のことも知ってんのか・・・?



リン「それじゃあ決まりだな。皆で行こう」


瑠璃・紗那「「うん!!」」


洋一「・・・そうだな。行くか!海斗達を助けに!!」


瑠璃・紗那「「オー!!」」







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