Ver.黒曜・リング編

□望まなかった邂逅
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※この話では瑠璃がセリフの前の名前以外、全て〈最下位〉表記になっています。



ツナ「だ、大丈夫なのか!?レオン、色んなものに変わりっぱなしだぞ」


洋一「スゲーな、これ・・・」



ってことで、今回はも俺だぜ!


今のレオンはタコになったり、盆栽になったり、ラケットになったり・・・

とにかく、いっぱい変化し続けてる。


こんなカメレオン、一家に1匹は欲しいな(笑



紗那「どうなってるの〜?」


リボーン「尻尾が切れて形状記憶の制御が出来なくなってるんだ」


ツナ「何じゃそりゃ〜!?」


瑠璃「機械みたいだね(苦笑」



すると・・・



病院の人「どきなさい!!」


一同「!?」



病院の人達が運んできたのは、さっき通りかかった風紀副委員長の草壁。


確か、病院に出てすぐにやられたんだよな?

っていうか、了平よりこいつの方が強いって何か意外だな・・・(苦笑



紗那「え、でも・・・雲雀さんが行ってるじゃ・・・・」


洋一「敵は複数いるのかもな」



〈かも〉じゃなくて、絶対なんだけどな・・・



瑠璃「そんな・・・」



リボーン「レオンを頼むぞ」


ツナ「あっ、おい、リボーン!」



リボーンはツナにレオンを任せて、草壁の歯を見に行ったんだ。

そしたら・・・



リボーン「7本か」


洋一「(やっぱ、上に3人いるんだな・・・)」


ツナ「おい、何してんだよ!!」


リボーン「他に考えにくいな」


紗那「何が〜?」


瑠璃「何か分かったの?」


リボーン「ケンカ売られてんのは・・・―――ツナ、お前だぞ」


ツナ「へ!?・・・ケンカ売られてるって、どーいうことだよ!!」


リボーン「お前は、被害者が何本歯を折られたか覚えてるか?」


ツナ「え?何本って・・・」


瑠璃「さっきやられた草壁さんが7本だったんでしょ?それで、その前が・・・」


ツナ「確かお兄さんは8本だろ?後は・・・」


リボーン「了平の前にやられた森山ってのが9本だ。その前の押切が10本、その前の横峰が11本、その前の奴が12本、その前が13本だ」


ツナ「あ・・・・・!数字がきれいに並んでる!!」


リボーン「気付いたか?最初に襲われた奴は24本全部の歯を抜かれた。それから順番に1本ずつ抜かれた数が減ってるんだ」


紗那「え、それって・・・」


洋一「カウントダウンだな」


ツナ「え・・・?」


リボーン「そうだ。奴等は歯でカウントダウンしてやがる」


ツナ「何だってー!!」
瑠璃・紗那「「ウソ!?」」


紗那「な、何でそんな酷いことするの・・・?」


リボーン「カウントダウンに気付いてピンときたんだ。こいつを見てみろ」


紙を渡した。


ツナ「並盛中のケンカの強さランキング?え・・・?これがどうかしたのか・・・・?」


洋一「ツナ、俺にも見せてくれ」



リボーンと話すツナから、ランキングの紙を引っ手繰って見る。


ここの話は聞かなくてもちゃんと覚えてるから大丈夫だ!

フゥ太や沈黙の掟(オメルタ)についてだからな。


だから聞かねーで、順位のズレを確かめた。

下位の奴の名前なんか覚えてねぇけど、了平からなら分かる。



お、やっぱ風花が1位か。で、その次が雲雀で、その次が俺で、その次が海斗か。



洋一「スゲーことになってんな〜」


ツナ「あっ!7位の草壁さんが襲われたってことは、次は6位の人が狙われるってことじゃん!」


洋一の手にあるランキングを覗く。


リボーン「ああ」


ツナ「6位、6位・・・・・!!」


洋一「あ、そーいや最下位も6位だったぜ」


瑠璃「Σはぁ!?うちが!?」


洋一「でもお前は俺達と一緒にいるから、今のところは大丈夫だろ。問題はもう1人の方だ」


紗那「もう1人って・・・?」


ツナ「Σウソだろー!!?ど、どーしよー、リボーン!?」


リボーン「ヤベーことになってきたな。お前達が行け。俺は気になることを調べる」


ツナ「俺達ー!!?」


洋一「おう!任せろ!!」



俺達は並中に向かって走り出す。


さぁ、黒曜編の始まりだぜ!






・・・でも、この時はまだ知らなかったんだ。




俺達を中心にして、運命の歯車が狂ってることに――――










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――――――――――――――










ツナ「Σえぇっ、早退した!?それに来てない!?」


瑠璃「どーいうこと・・・?何で、







何で未来と篠原と如月が来てないの!?






リン「てっきりツナ達と一緒にいるもんだと思ってたら・・・違ったんだな」


洋一「風花は雲雀と一緒に行ったかもだけど・・・海斗と希がいねぇのはおかしい。

だって希には・・・先生に「遅刻する」って言っといてくれって、頼んだはずなのに・・・・」



2人が襲われた・・・?


でも、希はランキングにはのってねぇし・・・。海斗は4位だから、まだ襲われるはずねぇ。



なのに・・・何で来てねーんだ?



リン「もしかすると、また間違えられたのかもな」


紗那「そ、そんな・・・!」


洋一「っこんな時に・・・!」


瑠璃「どうすればいいの・・・?」



獄寺のところに行くか、海斗達を探すか・・・。


〈参加者〉に襲われた、それか今も襲われてるとかだったら原作には関わらずに海斗達を探せばいい・・・。

だけど今は、ケンカランキングに海斗や最下位の名前が載ってる。


そっちに襲われた可能性も、これから最下位が襲われる可能性だってある。


だからヘタに1人になれねぇ・・・




くそっ・・・!どうすりゃいいんだよ!!



リン「とりあえず今は未来達に連絡して、今の状況を聞かないとね。

・・・・・通じたら、の話だけど」


洋一「っ・・・そうだな」



どの選択が1番正しいのかは分からねぇ。

だけど今は・・・



洋一「俺と最下位は3人に連絡しながら、ツナと一緒にアイツのところに行く。

リンは谷垣と一緒に3人を探してくれねーか?」


紗那「うん、任せて!」


リン「分かった。けど、そっちは大丈夫なのか?」


洋一「伊達にイタリアで鍛えられてねーよ」



笑ってそう言えば、リンはちょっと考えるような素振りをみせて頷いた。



リン「もし俺関連のことだったら、相手にしないで迷わず逃げてくれ」


洋一・瑠璃「「了解」」


洋一「行こうぜ、ツナ!」


ツナ「あ、うん!」


担任「ちょっ、沢田!樋上!最下位!来て早々帰るなーーー!!!」



すんません、先生!

けど今はそれどころじゃねーんだ!



ツナ「(獄寺君!6位は君なんだ!!)」







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