秘密を守れますか?
□待ち人
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未来「え、ツナが入院?」
こんちはー。俺こと未来だぜ。
今の俺の発言からも分かるように、今回は・・・原作のあの話みてぇだ。
瑠璃「うん。だからお見舞いに行こ」
未来「えぇ〜・・・俺ってばびょーいんそんな好きじゃねぇのに」
瑠璃「そんなのうちもだし。
・・・色々と思い出すから」
海斗・希「「(思い出す・・・?)」」
未来「・・・、」
洋一「なーなー、見舞いって普通何持ってくっけ?」
希「果物・・・」
紗那「食べたいな〜」
海斗「誰もあなたの願望は聞いてませんよ」
瑠璃「花とか?」
洋一「じゃあそこら辺に生えてる花でも・・・」
海斗「ダメに決まってるよね?」
未来「ツナの写真を五寸釘で突き刺した藁人形でも持ってけ。大爆笑間違いなしだぞ(笑」
瑠璃「Σどこが!?逆に疑われるよ!!」
海斗「とりあえず、病院に行きましょう。お見舞いの品は、それまでに買えばいいでしょう」
瑠璃「そうだね」
未来「んじゃ、レッツゴー!」
ツナの見舞いに行くことになって、俺達は玄関に行く。
で、俺がドアを開けたんだけど・・・
バタンッ
洋一「あれ?何で閉めたんだ?」
未来「・・・瑠璃、見たか?」
瑠璃「もうバッチリと」
紗那「え、何を?」
未来「ヤッベ。最近、俺疲れてんのかな・・・。また幻覚見えた」
瑠璃「どこかに術者がいるはずだね、あれは」
海斗「さっきから何の話をしているんですか?」
希「見舞い・・・行かない、のか?」
洋一「風花、ほら行こうぜ」
未来「そーだよな。あれは幻覚だよな。うん、ちょっち疲れてるだけだよな。そーだ、疲れてるだけだ」
瑠璃「だからそのクセいい加減治せ」
瑠璃につっこまれたけど、気にしないぜ☆
俺はまたドアを開ける。
開けたんだけど・・・
バタンッ!
紗那・洋一「「Σだからどうして/何で閉めるの/めんの!!?」」
未来「・・・瑠璃、見たか?」
瑠璃「もうバッチリと」
海斗「だから何なんですか、あなた達は」
未来「幻覚が〈だるまさんが転んだ〉やってたぞ」
瑠璃「ってことはうち等は捕まった感じ?鬼っていうか、ジャンケンで負けたのが未来だね」
希「だるまさんが・・・?」
すると・・・
ピーンポーン・・・
未来・瑠璃「「Σ!!」」
揃って肩を跳ね上げる俺等。
静寂な家の中に冷たく響き渡るインターフォン・・・。
ヤッベー、なんかのホラーみてぇだ(笑
紗那「あれ?お客さん?」
洋一「風花、開けてやれよ」
未来「ヤダ!ヤダ!開けたら食われる!!」
紗那・洋一「「いや、何に?」」
瑠璃「もう行け、お前!餌食になれ!生贄になれ!どうせお前狙いでしょ!」
未来「違う違う!ゼッテー違う!家を間違えたんだ!きっと、隣と間違えたんだ!用があるのはリボーンなんだ!!」
洋一「リボーンならツナと一緒だろ?」
未来「リボーンくーん、お願い、来てーーー!!!もしくはドラえもんでも可!!どこでもドア!どこでもドアを俺にくれ!!」
瑠璃「行っけーーー!!!」
ガチャッ!
未来「Σ裏切り者ォ!!」
完全にドアが開いた。
で、その開いた先には・・・
風紀委員達「姉御!!どうか俺達と来て下さい!!!」
フランスパンの大群がーーー!!!
瑠璃「うわ、極道みたい(笑」
紗那「未来、モテモテだね〜(笑」
洋一「風花、〈姉御〉って呼ばれてるのか」
海斗「どうしてここに風紀委員の人達が?」
草壁「実は、委員長が風邪をひかれて・・・姉御を連れて来いと仰るもので・・・・」
未来「ΣΣ何故に!?」
瑠璃「よかったね、未来!ご指名だよ!(笑」
瑠璃「(結構押してくるね、雲雀さんも・・・)」
草壁「どうか、病院へ」
未来「イヤじゃ!ゼッテーヤダ!わしはツナの見舞いに行くんじゃ。暇ちゃうんじゃ。じゃから、来んなー!!」
何で俺なんかを呼ぶんだよ!意味分かんねーよ、あの風紀委員長様!
逃げようにも、逃げ場がなくて、俺はあっけなく後ろから瑠璃に捕獲される。
で・・・
瑠璃「どうぞ、ご自由に(笑」
草壁「では、遠慮なく」
ガシッ
ガシッ
未来「わぁーーー!!放せ、こら!!わしは行かんと言うとろうがーーー!!!」
両腕を風紀委員2人に拘束されて、地面に足がつかない状態で連れて行かれる。
何のイジメですか?何の拷問ですか?
未来「瑠璃、テメッ!後で覚えてろよ!
ゼッテー復讐してやるからな!!」
瑠璃「じゃあすぐ忘れるね(笑」
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