白と青と、そして赤。

□それぞれの想い
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真っ赤な世界。

そこに、私は立っていた。
ここは、何処だろう。
ワンピースの世界ではない。
そして、元の世界でもない。

もしかして、二つの世界を繋ぐ場所なのだろうか。
遠くまで何もなくて、ただ真っ赤なのだ。

水平線でも、地平線でもない。
赤い世界。
まるで・・・。

怖い。
寂しい。

何だろう。
どう表現するべきか。

背中に嫌な汗をかく。
呼吸も苦しい。

立っているだけなのに、この空間は私の体を蝕むようだった。

「だから、赤は嫌なのっ!!」

誰もいないのを良いことに、叫ぶ。

「赤なんて・・・っ!」

膝ががくっと折れて、地面に倒れ込む。
そこまでも、赤い。

「マ・・・マルコ」

私は目を閉じた。
あの日見た、美しい青い焔を脳裏に浮かべる。

あの色が・・・。
あの青に触れたい。

「マルコーーーーッ!!」

赤い空間に負けないくらい、大声で叫んだ。
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