短編
□そんな日常
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今日は久々に2乙した。
制限時間のこり13秒というところでなんとか倒した。
レイアとガララアジャアの同時狩猟。勿体ないからと こやし玉を渋った結果がこれである。
今はガタゴトと揺れるモンスター運搬用の荷台の上。
私は傍らで眠る感染リオレイアに体を預け、後ろの荷台を見た
ガララアジャアの亡骸のてっぺんでかっこつける筆頭オトモの姿が見えた。いやあまったくまったく、蛇公の相手は苦手だ。感染しようがしなかろーが苦手だ。つんよい。
だが依頼は依頼。頑張った頑張った。
心の中でうんうんと頷いていると、前の荷台から申し訳無さそうにこちらをちらちら見るサブオトモが見えた。
手招きしてみると、サブオトモはこちらに来るなり不甲斐なくてごめんなさいと謝罪してきた。
そんなサブオトモを捕まえて膝の上にのっけて、よくやったと褒めて撫でて励ましてやると、サブオトモは泣きそうな声を出した。
確かに乙る度 こん役立たず共が…! と殺意が沸くが、それも狩猟中切羽詰まっているからであって、狩が終われば よくやったと感謝する
私は今日も生きている