□three
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私は先程受けとったばかりの
ティラを撫でる。
可愛くて大人しくいい子。





「ところでりん。
お主は戦い方を知らぬだろう。」




戦い方などもちろんしらない。




「りん、そこにある卵を
割ってみよ。」




卵…
指を刺したバスケットの中には
3つ卵が入っていた。



一つ目を手に取り割ると
小さくて赤に輝いた
小さく、可愛らしいモンスターが
登場した。



「おお…素奴はホノりんだ。」



二つ目を割る。
今度はホノりん?と色違いの
緑の小さいのが出てきた。



「素奴は、モリりんじゃ」




最後の卵も思い切って割った。
すると、今までとは違う
黄色に輝く、小動物のような
モンスターが登場した。


「素奴はイエローカーバンクル。
もう一つ卵をやろう。」



そう言って村長が差し出したのは
先程と同じような卵。




同じく割ってみると
モリりんやホノりんと
似ているモンスターが出てきた。



「そやつはピカりん。
りん、モンスターを
強くする為には
合成という作業が必要なのじゃ。

りん、ピカりんを
イエローカーバンクルに
近付けるのじゃ。」



言われた通り近づける。



ミー、ニーッと鳴いている
モンスター達を見ると自然に
笑みが零れる。



「そうじゃ。そうしたら次は
イエローカーバンクルに
ピカりんを近距離で
投げつけるのじゃ」



突然の事に戸惑いながらも
とりあえず投げつけた。



「えいっ!」



すると、ピカりんは
イエローカーバンクルに
吸収され、光輝く。


心なしかカーバンクルが
元気になった気がする。




「そうじゃ、ようやった。
それが合成と言っての。
モンスターを
パワーアップさせるのじゃ。」



パワーアップか…
でもしなきゃ戦うんだから
勝てないよね!



「これがわしからりんに
渡す最後の卵じゃ。」





差し出された卵は今までとは違う

金色に輝いていた。




今まで通りに割ってみる。

するといままでとは違う
モンスター?なのか、これは
普通の人間にしか見えない。




「りん!お主はすごいのう!
それは中々出てこない
オーディンと言う神じゃ!
やはり選ばれた者は違う。」




そんなにすごいのか
このお兄さん…じゃなくて神様



するとその神様ともあろう人が
私にひざまずく。



「私は、お嬢様に
お使えいたします。
神タイプのオーディンです。
スキルはグングニール
リーダースキルは守りの衣です。
必ずやお嬢様の役に立って
みせましょう。」




・・・?

今なんと、?



私がお嬢様?

ありえないありえないっ!




「そのように何もモンスターは
ドラゴンや獣ばかりではない。
人の形をした者もおる。
もちろん神もじゃ。
彼をリーダーにすると
きっとよいじゃろう。
ちなみにモンスターには
5つの属性がある




闇じゃ。
このタイプもうまく使って
がんばって欲しいのじゃ。
言ってることはわかるな?」






もちろんだとも。

私は頑張って伝説のドラゴンを
ゲットすることを
肝に命じた。





「はい!頑張ります!」
















three
緑オデン

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