short story

□雪の華
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真冬の空の下、雪が降る、降る

『ごめんなさい新八…別れよう』

君にフられた時もこんなふうに雪が降ってた…―

『そ…今までゴメンネ』

なんであの日の俺は震えるあの手を握ってやれなかったんだロ…

『え?なんで謝るのよ。新八は悪くないよ。私が弱いから…』

なんであの時一人で苦しんでる美帆を抱きしめてやれなかったんだヨ…

『新八ありがとう…大好きだよ』

彼氏…失格だよナ…

「ごめんネ美帆…ごめん」

いくら誤ったって届きはしない…

だって君はもうこの世にいないから…


(美帆さんは不治の病におかされていましてね……)
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