捧げ小説
□大切な友
1ページ/1ページ
セン「まったくお前は何回俺に同じこと言わせるんだ!エリートガードの仕事にいちいち首を突っ込むなっていつもいってんだろうが!」
別に首を突っ込んでいるわけじゃない。
ただこの星のかんかつは私だからするべきことをしているだけだ。
そう思ったが、彼にこういうふうに伝えてもどうせまた怒鳴り散らすということは目に見えていた。
オプ「別にいいだろう。私の勝手だ。」
とりあえず適当にそういった。
しかし、その態度はセンチネルからすればとても不愉快だったんだろう。
血相を変え、私の方へと歩み寄ってきた。
セン「てめぇ、人の話を真面目に聞いてねぇだろうが!!」
センチネルはそういい私の胸ぐらを掴んだ。
まったくいつも言いたい放題ばっかり言って、私の言うことはいつもまともに耳に入れようともしない。
オプ「君だって私の話を聞かないじゃないか!」
私も負けじと言い返す。
セン「うるせんだよ!!それにいつも言ってるだろ。お前の話は文法会議で聞いてやるってな!!」
オプ「私と一対一で話そうとは思わないのか?」
私が一対一で話そうとは思わないのかといったとたんセンチネルは私の首をしめてきた。
セン「てめぇと話す暇なんかねぇ!第一てめぇと話したりしたからエリータを助けられなかったんだ!」
私もセンチネルの首をしめた。
オプ「君があんなところに行かなければよかったんだ!私はいくのはよそうといったのに、君は私の話を聞き入れなかっただろ!」
お互い首をしめたり、つかみ合ったりした。
その小さな動作はだんだん激しくなっていきお互いが大怪我するんではないという勢いで争っていた。
いや、争っているというより、敵と戦う勢いで戦っていた。
セン「はぁ、てめぇなんかいなきゃよかったんだ!てめぇなんかてめぇなんか!!いなきゃよかったんだよー!!」
センチネルは盾で私を押し潰すかのように壁へと叩きつけた。
セン「俺はお前のせいで自分の人生計画がいかれちまったんだ!お前がいなきゃ俺は今ごろ人生成功してた!」
何を言っているんだ。
ただそう思った。
君はエリートガードになれたじゃないか。
人生計画を壊されたのはむしろ私の方だ。
そう、センチネルさえいなければ…
オプ「そんなに私の存在を否定するのか。だったら私を殺せばいいだろう。」
私はそういって黙り込んだ。
私もセンチネルがいなければなんて思った。
でも実際、センチネルがいなくなったら自分は悲しむだろう。
彼は大切な友人だから。
彼がどうかはわからないが、ただ彼がどう問い返すのかが気になった。
セン「お前を殺してどうなる?いままで失ったものが戻ってくるとでも思ってるのか?」
逆に問い詰められ、どう反応していいかわからず私はそのまま黙っていた。
セン「悪かった。」
気のせいか?
彼が謝った気がした。
セン「お前がいなくなることも、俺にとっては人生計画が狂ったのと同じだ。」
そんなことを知っているよ。
君が優しいことだって知ってる。
君は素直になれないだけで本当は凄く優しくいいやつなんだ。
オプ「ありがとうセンチネル。」
それ以上はお互いなにも言わず黙っていた。
言い争いもなくなり、静かな時間だけが過ぎてゆく。
でも、その静かな時間はとても落ち着く時間だった。
なんだか昔を思い出すようで。
昔から私達は反発ばかりだが時には調和だってしていた。
二人とも感情のある存在だから。
私は、この大切な友人を大切にしようと思う。
たった一度きりの友人だから。
君に出会えたことを神に感謝するよ。
end
匿名希望様からのリクエストです。
リクエスト通りかはわかりませんがリクエストしていただき本当にありがとうございます!!(涙)
シリアスに書けたかわかりませんがたぶん話は通じると思います!
もっとうまく小説がかけるように努力しますのでこれからもよろしくお願いします!!