最終回後の話
□第7章
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スタ「プロール。」
不意にスタースクリームから名前を呼ばれた。
プロ「なんだ。」
スタ「俺に逆らうんじゃねぇぞ。」
プロ「なんのことだ。」
スタ「とぼけてんじゃねぇ!てめぇがまだ我を保ってんのはわかってんだよ!」
私を力一杯殴ってきた。
スタ「今日の戦いで力抜いてただろ!俺はあいつらを殺せといったのにお前は殺さなかっただろうが!」
そうだ、私はまだ我を保っている。
最初、スタースクリームから生き返らせられたときは我を保とうとせずとも普通にいれた。
しかし、私を悪用するためにはオールスパークの力を使って記憶を失わせる必要があると私の首に大きなオールスパークの欠片を埋め込んだ。
次第に私はオールスパークの力に体を奪われそうになった。
しかしそんなことをさせてはならない。
仲間を傷つけるわけにはいかないからだ。
そのためには私が我を失うわけにはいかない。
プロ「いきなり人を殴るとはなんだ。いったい何を言っているのかまったくわからない。」
スタ「……。」
プロ「もういいか。私は疲れたんだ。もう寝る。」
そう捨て台詞を言ってわたしは立ち去った。
「この計画が終わったらお前なんか殺してやるよ。」
かすかにそうきこえた気がした。