TFA小説

□名前をよぶたび、流れ込んでくるのは。
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バンブルビー。

私はオールスパークと共にこの世界から消えようとしたとき、真っ先に頭に浮かんだのはバンブルビーだった。

会いたい。

最後に君にあってもっとくだらない話をしたいと思った。

でもそんな時間はない。

そんなささえなことで大好きな地球が滅びてしまうかもしれない。

時間との勝負。

でもバンブルビー。

私は、君になにかしてあけられたのか?

君に好きだと言われてどれだけ嬉しかったか知っているか?

会いたい。

会いたいという単語以外なにも考えられなかった。

バンブルビーという名前をを考えるだけで胸がズキズキした。

誰か私をはやく楽にしてくれ。

オールスパークと共に旅立つとき、君は目の前にはいない。

ただ町の風景。自然。

そして私を止めさせようとするジャズ。

ジャズ。

私のことを好きだといってくれたな。

ありがとう。

でも私には大切な人がいるんだ。

すまない。

バンブルビー。

あなたは今なにをしていますか?

私はもう、大好きなここから旅立ちます。

さようなら。

バンブルビー。

名前をよぶたび、流れ込んでくるのは悲しみの涙。

またもとの生活に戻れるなら、私は君にもっと優しくしてあげたかったよ。

たわいのないことではしゃいで、いみのない遊びをして、一緒にこの世を去りたかった。

私は一人になるけれど、君には仲間がついている。

私のことは心のどこかにしまっておいて。

私のことで君が悲しむ顔は見たくないから。

本当にありがとう。

オートボットの皆、そして私の最愛の人。


end

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