TFA小説
□心配だけはかけさせないで
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山の中で私とジャズは修行をしていた。
しかし、私がちょっと目をはなしたすきにジャズがいなくなっていた。
プロ「ジャズ?」
あたりを見回しながらジャズを探したが中々ジャズが見つからない。
プロ「ジャズ!いるなら返事をしろ!」
いくら呼んでもジャズの声は聞こえず、ただただ時間だけが過ぎていった。
もう何時間探したのだろうか。まわりは暗くなっていた。
そして私はまさかジャズはディセプティコンに連れ去られたのではないかという不安に襲われた。
もしそうだとしたら自分のせいだ。私がディセプティコンの気配に気付いていればジャズさ連れ去られなくて済んだのに、自分のちょっとしたミスで取り返しのつかないことになってしまう。
そういうことを考えていたら頬に涙がつたった。
不安と心配がシンクロして涙となってでてきたのだ。
しかし泣いている暇などないと思い、私は必死にジャズを探した。
するとたまたま散歩していたラチェットにあった。
ラチェットは泣きじゃくった私を見るなり驚いた顔をしておどかしてすまないと謝ってきた。
プロ「ち、ちがう。ラチェットのせいではないである。実は…」
私はラチェットにすべて話した。
ラチェ「じゃあ一緒に探すから念のためおいから離れるな。」
と言い私に手を差しのべてきた。
私は安心感を取り戻しラチェットの手に触れようとしたとたんに私の体は宙へ浮かんだ。
ジャズが私をお姫様だっこしていたのだ。
ジャズ「悪いな、ラチェット。プロールが世話になった。」
ラチェ「えっ、」
ジャズはそういうなり私の体を抱えながら走りだした。
ジャズはどうやら隠れていたようでずっと私を見ていたらしい。
その事実に私は怒りを我慢できず泣きながらジャズに怒った。
プロ「ずっと隠れているなんてこのひねくれもの!私は本気で心配したんだぞ!お前なんて大嫌いだ!」
ジャズは無言のまま私を木のそばへおろした。
ジャズ「…すまない、プロールが可愛すぎてやりすぎた。」
ジャズは申し訳ならそうな顔をしながら私に謝罪した。
プロ「ジャズが…」
ジャズ「……?」
プロ「ジャズが本気で隠れたら…、私はジャズを見つけきれない。私に心配をかけさせないでくれ。。」
私はジャズに事実を述べた。
するとジャズは私の体を包み込むように抱き締めてきた。
ジャズ「すまない。でも、プロールに大嫌いと言われるとやっぱり痛いな…。」
ジャズは私を強く抱きしめ震えているようだった。
プロ「大嫌いなんて嘘だ。ただ怖かったんだ。また大切な人をなくすということが怖かったんだ。」
そういうとジャズは私の顔をみていった。
ジャズ「もうお前の前から消えたりはしない。ずっとそばにいるから。」
そういって私達は仲直りしオートボットの基地に戻っていった。
おまけ
プロ「ジャズ。」
ジャズ「なんだいプロール?」
プロ「あとでラチェットに謝るである。」
ジャズ「…。」
プロ「謝れ…」
ジャズ「ワカリマシタ(涙)」
end