TFA小説

□真夜中に起きてしまったら不吉、でも今日は幸運
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真夜中に起きてしまったら不吉ということを知ってる?

バンブルビーが今日の朝、私にそう言ってきた。

知るわけないだろう。

それになぜ真夜中に起きてしまったら不吉なのかがわからない。

また寝ればいいじゃないか。

そしたら不吉でもなんでもない。

そんなことを思いながらも、もう時計の針は0時をさしていた。

プロ「そろそろ寝るか。」

電気をきり、私は夢の中におちていった。











?「おい、起きろよ」


誰かが私を起こそうとしている。

でもまだ朝にしては早すぎるだろう。

私が構わず寝ているとそいつの声は次第に大きくなっていった。

?「起きろって!オートボットの忍者さんよぉ!」

そのセリフに聞き覚えがあり私はすぐに起きた。

プロ「やっぱりお前だったか、スタースクリーム。」
さっきの声の主はスタースクリームであった。

スタ「拳構えんなよ!まだなんにもしてねーじゃねぇか!」

まだということはやっぱり攻撃しにきたんじゃないかと思ったが、今日のスタースクリームには殺気がなかったのであえてつっこまなかった。

プロ「で、なにしにきた。」」

スタースクリームがきたということは実をいうとあまり嫌ではなかった。

どちらかというと会えて嬉しいと思っていた。(口にはだせないがな)

スタ「いや、暇だからきた。」




……




なんだその理由は?!


私はてっきり私に会いたくてきたのかと思っていたのに、なんと気分屋な男だ!
プロ「じゃあ私のところじゃなくバンブルビーのところにいけ。私は暇だからという理由だけでは相手にしないである。」

私は少し嫌味ぽく言った。そしたら少しは私が怒っていることに気づくだろう。
スタ「なんだよ、機嫌悪くして。そんなにお前に会いたかったからって言われたかったか?(笑)」

スタースクリームの言葉に驚いた。

まさか私が思っていたことがばれてしまうとは思ってもいなかった。

プロ「そんなこと言われたくないである!」

もう今ごろ言っても無意味だとはわかっているが…

スタ「ったく、お前可愛くねぇなぁー。」

私はふんっとそっぽを向いた。

するとスタースクリームが私の手を握った。

スタースクリームの手は冷たかった。

この寒い中ここまできたのだ、冷たくてあたり前である。

この寒い中、私に会うためだけに危険をおかして(まぁとりあえず敵同士だからな)まできたというのか?
私はスタースクリームのほうをむいた。

スタ「…気づいたか?」

スタースクリームは優しい笑みをうかべ私にいった。
プロ「あぁ。」

私はとても嬉しく思う。

私に会いに来てくれたこと。

私の好きな人が隣にいること。

何もかもが嬉しかった。


真夜中に起きてしまったら不吉というこは嘘だ。

真夜中に起きても幸運は訪れるのだから。

私にでさえ幸運が訪れたのだから。

end

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