Voice story

□Love change!
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「水野..!!」


堪らなくなった俺は物陰から飛び出した。
彼女の何故か今にも泣きそうな顔と、彼の驚いた表情がまず目に飛び込んでくる。
だが、今の俺にはそんなことすら気にもなら無かった。

必死だったのだ。



「..マモちゃん悪りぃな、風香は俺が貰う‼」



自分でもとんでも無いことを言っていると分かった。



「ちょっと来い..っ」

「えっ⁈ あの!森久保さん..っ‼⁇」



戸惑う彼女の手首を半ば強引に掴む。
驚く彼を残し、俺はつかつかと歩き去る。





「あ、あの....」


暫く歩き続けて、気づけば現場の建物から大分外れていた。
不安に思ったのか彼女がおずおずと声を出す。


「..悪いな。ビックリしたよな」
「す、少し..」


彼女の困った表情を見ていたらここで自分の感情のままにしてしまった行動に後悔した。
だが もうここまできてしまったからには想いを伝える、
俺は意を決した。



「なぁ水野、お前に伝えたいことがあるんだ。聞いてくれるか?」


水野は静かに頷く。



ただ、この気持ちを。
ずっと隠してきた想いを伝えられるだけでいい。

水野が彼の事を好きでも俺はそれでもいいんだ。








「俺、風香が好きだ。」













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続くかもです笑


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