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□セガノビール
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不覚にもオレはセガノビールとやらに期待をしていた。
理由は彼女..春歌に嫌われたくないという事。

薬に頼るなんて情けないしオレ様らしくねーけど..、
今はこれに託すしかないんだよっ!
そんな事を思いながら意を決し、
オレは勢いよく口に液体を流し込んだんだ。


「ぐっ..飲んだぜっ!!」

「飲んだね...。ふふっふはははっ」


自信ありげに瓶を掲げてみせると、
藍は突然不気味に笑い始めた。


「なっなにがおかしいんだよっ」
「ショウ、キミはバカだ。本当にバカだよ、ふははっ」


「は?」
「得体の知れない液体を飲むなんてさぁ...」




得体の....知れない?




「背が伸びる薬なんて嘘さ。それに博士にもらったなんてのも嘘だよ。あれはラボの研究室に置いてあった液体さ。無論、ボクにも中身は分からないよ。...ほんとキミの馬鹿さがここまでとは呆れちゃう、ふはっ」

「なに嘘ついてんだよっ!!!!!?おまえはオレを殺す気かあぁぁぁぁぁっ・・ー」






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パチっ


「え...夢?」

目を覚ましたオレはさっきの出来事が夢だと気づく。


(はぁ〜..良かった....。)


オレは伸びをしてベッドから降りた。
のは良いんだけど...、



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