short
□セガノビール
3ページ/4ページ
「あぁショウ、おはよう」
「うぎゃあぁぁ!!..あ、あぁ!おはよ!いい天気だなぁ!」
やべぇ、あんな夢を見たせいかオレは藍とまともに
目を合わせる事が出来なくなってしまった。
「なに?人をゴキ○リみたいに最低。それに今日はあいにくの雨だよ。寝ぼけてるの?」
「あ...悪ぃ......。ちょっと変な夢みち..あー!!なんでもないっ!!」
オレは慌てて口を手で押さえた。
こんなの藍に言えるかよ..!!
「そ。なら良いけど。じゃあこれ飲んで」
(え?)
藍がにこやかに差し出してきたその瓶は紛れもなく、
夢に出てきたあれ(得体の知れない緑ね液体)だった。
「〜〜〜〜っ⁉︎‼︎⁉︎‼︎」
やべぇ、逃げねーと!!‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
「オレの事バカにしてるだろー!!!うわあぁぁんっ」
「ちょっと!ショウ!?」
とうとう現実を受け入れきれなくなったオレは
一目散に外に出た。
「藍のやつ夢でも現実でも.....くそおぉぉー!!!!」
ぜってー今年中に10センチ身長伸ばして見返してやるんだっ!
オレは全速力で駆け抜けた。
セガノビール
(それは見知らぬ液体)
(はぁ...昨日の夜、悪夢マシーンを設置しといたんだけど
ショウには刺激が強すぎたみたいだね
今度春歌にも試してみるとしよう...)
.