果汁が足りない。


□2
1ページ/3ページ



赤司side


今日は天気がいい
こんな日に屋上は最適だな


――ガチャリ――



ドアを開けた瞬間、俺は目を疑った

いや、この状況を見て目を疑わない奴はいないだろう


何故なら、柵の上に―――人がいたからだ




赤「・・・何、してるんだ?」



とりあえず、声を掛けてみた


「・・・自殺する寸前」
赤「なっ!?」


「冗談だ、ここから、この場所から見える風景を描いていた」



・・・本当に焦った
声が、本気だったから本当に焦った



「っと、ここら辺かな」



彼はポケットから何かを取りだし下に投げつけた



「んぁ、これ、持っててくんね?」
赤「あぁ」


そう、言い渡されたのはスケッチブックと鉛筆。


次の瞬間、俺は息を飲んだ







彼は、本当に飛び降りた
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ