短編集

□真っ赤
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そこら辺が真っ赤でさァ

なんでだっけ…

……そうだ、俺が攘夷志士どもをぶった斬ったんだった

でもおかしい。いつも無事ですかって走ってくる奴が来ねぇ
何やってるんでィ

「総悟!そっち片付いたか?」
「土方さん?…片付きやしたよ。」
「それと、山崎の奴知らねぇか?」
「え…?居ないんですかィ?」
「あぁ。沖田隊長の方を見てきますって言って帰ってこねぇんだ」

どういう事でさァ…?
アイツが簡単に殺られる程ヤワじゃねぇのは知ってる…けど、心配だ

「副長ー!!隊長ー!!」
「あ?どうしたんでィ?」
「山崎さんがっ…山崎さんが血まみれで倒れてます!!!!」

――!!??

「んだと!?病院には連絡したのか!?」
「したんですが着くまでに時間がかかると…っ!!!」

嘘だ…嘘だっ!!!

「早く山崎のいる所に案内しなせェ!!!」
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