Towards light

□目指せ海軍本部
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何十頭ものジンベエザメがルフィ達を海軍船まで運んでくる。



ル「やったー!軍艦まで辿り着いたぞー!」

ル・バ「脱獄成功だー!!」





ジ「喜ぶのはまだ先だ!急いで船を出すぞ!」



ジンベエが船の舵をとる。





ル「ありがとう!ジンベエザメ達ー!!」

『…ルフィ、』



こころは喜んでいるルフィに近づき、麦わら帽子を差し出す。

ルフィはその帽子を受け取り、首を傾げた。



ル「…泣いてんのか?」



その言葉を聞き、こころは首を横に振る。

そして、深々とルフィに頭を下げた。



『ありがとう、ルフィのお陰で…希望が一つ繋がったわ。』



すっと顔を上げたこころは、泣きながら笑っていた。



ル「別に礼言われる様な事してねぇぞ?」

『あはは、そっか。・・・ルフィには敵わないね。』

ル「…ああ。それより――」


ルフィの言葉を遮り、ヒューっという大砲が飛んでくる音がして、バギーの体をすり抜けていった。

次から次へと飛んでくる。


――――――狙われている…。




ジ「中将以上の実力者が全てマリンフォードに召集されとるが、軍艦は軍艦、誰が乗ろうと手ごわいぞ!」




大砲を交わしながらこころやルフィ達が乗った軍艦が向かう先には、正義の門が立ちはだかっている。



3「まずいがね!あれは開けられんがね!!」

ル「げぇ!ここまで来て行き止まりだがねー!」

3「うつったがねー!!」



バ「どうするんだサメー!」

ジ「突っ切る!」

バ「無理に決まってんだろ!自体は最悪だ!テメェなんでそんなに落ち着いてんだよ?!…なんとか言え!!」




開かない正義の門に立ち止まっている間にも、大砲は大量に飛んでくる。




ル「まず船を守れー!とにかく船をー!!」


ク「受けてばっかりでどうする?こっちも軍艦だ!打たねぇか、役立たず共!!」

バ「俺の提案だが…こっちからも打つんだ!野郎ども!」



こちらかも応戦をするが、海軍の船の方が圧倒的に多く、打ち負かされている。



痺れを切らしたこころが口を開けた。


『私、ちょっと行ってくる!』


その言葉にルフィが強く反応した。



ル「どこへ行く気だ!!」

『どこって、向こうに決まってるでしょ!』



こころが指さす先には、海軍が乗る軍艦。

そして一歩踏み出す。


不意に、ぐいっと手首を掴まれた。

こころが首だけひねって、ルフィの方を見る。

鋭い目線でルフィを睨みつけたこころだが、ルフィも同じくらい目線が鋭い。


『…離して。』

ル「無茶する奴を放っておけるか。」

『私なら・・・』




そこへ、ゆっくりと、正義の門の扉が開いて行く。






それを確認したこころは、ルフィから視線を落とした。










「「「「「「「「「「「「「開いたー!!!!!」」」」」」」」」」」」」」
 
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