中居さん

□2杯目の珈琲
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駅の近くの喫茶店に入り珈琲を一杯頼んだ


「おかわりは無料になりますのでお気軽にお申し付けください」



可愛いウエイトレスが笑うと笑いたくもないのに私も微笑んだ



窓側の席に着いたのは偶然で、なんだか淋しい気もしたが今の気分にぴったりでなんだか笑えた




「さてと……」


運ばれて来た珈琲を一口飲み、携帯を開き画面を見つめる



待っているのは彼からのメールの返信


送ったのは昨日の夜で、あれから返信が来ない



もし、珈琲を飲む間に返信が来なければ……


微かに頭の中でそんな事を考えると、珈琲にミルクを継ぎ足し、量を増やした



画面は何分たっても同じ表情で
私を嘲笑っているようにさえ見えた



彼への気持ちも砂糖を一緒に溶けて消えてしまえば…



 
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