四十八歳で掘られました

□幽霊と僕、どちらに犯されたいですか?
2ページ/10ページ

困り果ててしまえば良いと思う。
深季様は見た目によらず、デリケートな部分があり私が顔を出したら困惑して悩むだろう。

そんな結果を期待している訳ではないが、深季様は思う存分困る。
『探さないで下さい』と残した手紙を偶然見つけてしまったのが世話役である私だと知れば、しおらしくなるのは見えている。


「――…鳴澤家の若君になんか、渡しませんよ」


まず、土下座をしてもらわないといけませんね…

床と同化するかの如く、両手と顔がきっちり張り付く様な。
それから、鳴澤家の若君と出逢った経緯を洗いざらい喋ってもらう。後は自分が如何なる体質かを改めて知らしめないといけませんね。
天然で、無自覚な深季様には良い勉強となるでしょう。
男相手に欲情されたら、次はどうなるか…
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ