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□※No.07
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「ん……」



俺は我慢できなくて、晶を押し倒した。
欲しくて欲しくてたまらなくて、晶に聞いたら、恥ずかしそうに顔を背けて言った。



「いちいち聞くなよ!俺はあんたになら何されてもいいんだから……」



煽るなって言ったのに……。
見事に煽ってくれちゃって……。



「もうそんなに酷くされたいの?」
「え?」
「そんなこと言われたら我慢できなくなるじゃない!」
「今更我慢するなよ。昔、散々好き勝手してたじゃないか」
「俺が本能のまましちゃうと、次の日動けなくなるでしょ?」
「明日は休みだからいいんだよっ」
「明日平日……」
「今日は兄さんたちの結婚式で明日仕事なんて鬼なことはしないぞ」



へぇ……明日仕事休みか。
それならご期待に添えなきゃね。



「わかったよ」



俺は晶のシャツを脱がせる。
相変わらず肌触りのいいこと。


「んっ」
「感じちゃった?」
「感じてなんかっ」



俺は晶が感じるかどうかわかるのに、わざと晶に聞く。
晶は感じてないという。



でもね?
ズボンの中からキミが感じて
いる証が俺に当たってるんですけど?



「じゃあ、何でこうなってるの?」
「それはっ……」



ズボンの上からそっと触れると、晶の体がビクビクしていた。
可愛いなぁー。



俺は晶のズボンを剥ぎ取り、下着の中から晶のを握る。



「嘘つき。こんなになってるじゃない?」
「っ……」



自分だけと思ってるのか、ちょっと泣きそうな顔した。
俺は晶のと一緒に握る。



「晶。そんな顔しないで?俺もキミと一緒なんだから……」



俺は晶のと一緒に握り動かす。
晶は指を噛んで、声を我慢する。
昔から唇噛んでとか指を噛んで声をださないようにして我慢するんだよね。
我慢しないで、聞かせてよ。



「っく瑠衣さんっ」
「イキそう?俺も?」



俺と晶は同時に果てた。



「はぁ……。気持ちいい?」
「言わなくてもわかるだろう?」



また可愛くない言い方する。
確かに言わなくてもわかりますよ?
キミの体は昔散々味わったんだから……。



俺は、ベッドの引き出しから、ローションとコンドームを取り出す。
流石に、ローションなしじゃ晶が辛いだろうから。



指に垂らし、そのまま晶の後ろに指をあてる。
ゆっくり指を入れる。



久々なせいか、指だけでこんなにキツいのか。



「瑠衣さんっ」
「痛い?」



晶は頭を横に振る。
痛くないならどうしたんだ?



「だ、大丈夫だからもっと……」



お強請りとは……。
仕方ないね……。
俺は前と後ろを同時に弄る。
晶の瞳からは快楽の涙が……。


だいぶ解れてきたし、一度指を抜く。
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