mssp(短編)
□私だけの…
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うー…苦しい…
ただいま満員電車なう
きっくんを追いかけて乗ったはいいが肝心なきっくんを見失い今に至る
あー…やっぱ乗る前に声掛けるべきだった…俺ほんとウブだわ…
と後悔していたら…にゃんと…なんときっくん発見♪
端っこにいるけど次止まったら出る振りして近くに行こう!うん!いける!大丈夫だFB!頑張れFB!そして家まで送るんだ!うん!大丈夫!大丈夫!
ときっくんの方を見て意気込んでいたらバチっと目が合った…
F「あ…」
「…!?………」ふいっ
!?
お、お…思いっきり逸らされた…俺…俺…もう死ぬかもしれない…
というかなんか涙目だったような…!?
俺は咄嗟にきっくんを凝視する
いや、まさか…
………ないない…ありえないよ…うん…
ふと頭に過った言葉…
痴漢…………
嫌だ…考えたくない…
だけど…
もう一度きっくんを見る…
……間違いない…痴漢されてる…
俺はいつの間にかズカズカと人混みを掻き分けきっくんの周りにいた奴等を睨み付け、包み込むようにきっくんを囲んでいた
「え、えふびぃ?」
F「きっくん…大丈夫?」
「う、うん…ありがと」
F「…うん…」
本当はきっくんの周りにいた男達を殴ろうとした…だけど、そんなことしたらきっくんに迷惑がかかるし何より1秒でも早くきっくんの傍に行きたかった…
その後、無事に電車を降りきっくんを家まで送ることにした
「FB…今日は…その…ありがとう」
F「いや、あの…うん…」
「………なんか変なとこ見られちゃったな(苦笑)」
F「いやいや!!……てかさ…よくあるの?あーゆうこと…」
「ん〜たまにかな…でもわざとじゃないかもしれないし下手に声出せないんだよね(笑)」
F「………………………」
「FB…?」
ぎゅっ…
!?
「…………え、えふび?」
F「…………え?」
「……………え?」
F「わああ!!ごっごめ!急に俺何してんだ!!ほほほんとごごごめ」
「ううん!大丈夫だよ(笑)それに…不思議なんだけど…FBに触られても…嫌じゃ…なかった……」
F「!?………………俺…」
「え?」
F「俺…俺……キレそうだった…きっくんが他の奴に触られてて…どうにかなりそうだった…きっくんも我慢しないで…笑わないで…怖かったでしょ?ごめんね、もっと早く助けられなくて…」
「…っ…もぅ…ばかだなFBは…」
F「きっくんに触れていいのは俺だけだ」
「え?」
F「…………」
「………ぶっ(笑)」
F「!?なっなんだよ!」
「だってwFB顔真っ赤ww」
F「っ…////」
「でもありがとう、ヒーローさん」
F「ヒーロー?」
「そっ♪私だけの王子様」
F「なっ///…………じゃあ、明日から俺が守る…」
「え?なに?早く行くよー」
F「あばすっ!マッテ」
PS
更新遅れてしまった、あばす
仕事も一段落したのでこれからは更新率高め…にしたい(-・ω・)ノ))