mssp(短編)


□泣かないで
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「えおえお〜どーしたの?呼び出すなんて珍しいね!」


え「いや、その…ごめん」


「いやいや!嬉しいのだよ私は♪」


こいつは可愛い顔して平気でこういう事を言うから困る

きっと友達としてって意味なんだろう…だってこいつは…


俺は気づかれないよう、いつものようにすまし顔で答える


え「なら良かった、俺1人じゃプレゼント選びなんて無理だからな」


「あ、今度のX'masパーティのでしょ!!私も買わなくちゃ!!みんな個性的だから迷うな〜」


そう、きっくん率いる俺達非リア軍団はX'masにパーティをすることになった

きっくんといれるのは良いけど、このネーミングはちょっと…



「あっ!あれ可愛い!」


きっくんは子供みたいにはしゃいでいる


え「…可愛いなあ」


「え!?えおえおもこういうの好きなんだね!」


え「あ!?あぁ…まぁ」


やばい…無意識に心の声が…

俺が言うのもなんだが、きっくんは凄く可愛いと思う


なんで彼氏作らないのか不思議だ…

それは俺達の中に好きなやつがいるからさ(*`・ω・´*)b


なんてきっくんは言ってたけど…俺は知っている…きっくんは…



「あー!えおえおまたぼーっとしてる!いくらきっくん達にあげるからって真剣に選ばなきゃ古に伝わりしマッハパンチくらうよ!?」


え「きっくん…なんかきっくんに似てきたな…」


「え?なにー?あ!!あっちの雑貨屋さん可愛いよ!」


え「あっ!ちょ、走ると危な…」


ドタンっ


「いっ…えおえお痛いぃぃぃ」


え「あーあ、言わんこっちゃない…大丈夫か?」


「…足くび痛い…かも…」


え「どれ…あー捻ったな、すぐ冷やさないと…立てるか?」


「うん…きゃっ」


え「っと危な…」


咄嗟にきっくんを抱き締める体勢になってしまった…んーなんか…小さいし良い匂い…やべぇ……俺はそのままきっくんの耳元で呟いた


え「なあ…きっくん…好きなやつとかいないの?」


「え?急にどうしたの?」


え「いや…いないなら…俺にもチャンスあんのかな〜なんて」


「え!?えおえお…変な物でも食べた?」


え「ばぁーか茶化すなよ…俺諦める気ないからな」


「…えおえお…私…その……えっと……」


え「あろまが好きなんだよな」


「え!?なんで…」


え「見てれば分かるよ(笑)まあ、他の3人は気づいてないけどな」


「…ごめん…」



そう言って申し訳なさそうに俺から体を引き離した…まあ、予想はしてたけどきっくんの本音が聞けてよかった

俺はきっくんの頭を優しく撫でた


え「ありがとう、ごめんな急に…困らせたいわけじゃなくて…ただ、気持ちを伝えたくなったんだ」


「…ううん…私こそっなんか…ごめ…」


あぁ…泣かせてしまった…


え「きっくん…泣かないで…あろまのこと好きで良いから…皆には内緒にするから……でもな、さっき俺が言った言葉は忘れないで…本気だから…もう少し好きでいさせっ」


あ…やばい…なんか視界が…俺…泣いてんのか?


「えっえおえぉぉ…泣いて…」


俺は咄嗟に後ろを向いた

目から零れたものを拭いきっくんをおんぶできる体勢になった


「…ほら…乗れ…足痛いだろ」



「………だ、大丈夫だ…よ…っ」


え「きっくん…乗って…少しはかっこつけさせて」


「…ん…」



それからきっくんはずっと謝り続けた…回りは綺麗なイルミネーションに手を繋ぎ幸せそうな恋人達


俺達は二人とも泣いてて…あぁ…分かっていたのに…俺は…なんで…なんで……これが夢ならどんなに良いか…

俺は涙で前が見えなくなっていった…

















「…………お?」



「…………えお!」


「えおえおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



え「……………あ…?」



き「えおえぉぉ!!どーしたんだよ!!何泣いてんだよ!!怖い夢でも見たのか!!大丈夫か!!なあ!!なあ!!」


え「き、きっくんなに…」



F「あ!えおえお起きた!!きっくん起きたから!!救急車は大丈夫だから!あろまもなんとか言ってくれ!」



あ「おい!もう目覚めたから泣くな!救急車もいらん!」


「だ、だってえおえお泣いてっ起きなくて泣いてて…」



え「きっくん…?夢?」



「えおえおぉぉぉ!」


きっくんが俺に飛びついてきた


きっくんだ…ってことは夢?俺…そうだ…寝たんだ…よかった…ほんとに良かった…っ



「!?またえおえお泣いて!!」



え「あ?あぁ…ちょっと…これは…」



き「えおえおぉぉぉ!よっぽど俺に会いたかったんだなあああ!」



あ「大丈夫かよ」



F「えおえお最近仕事詰めで休んでなかったからな」


「ひろうこんぱいなの?」


きっくんが泣きながら間抜けた声で聞いてきて思わず笑ってしまった



「あ!笑った!」



え「ははっ大丈夫だから何か食おうぜ」



き「おお!ならピザがあるぞピザ!うまいぞ!」



「あ!じゃあ私もー」



F「なんか気になるな」


あ「まあ、あいつが泣くなんて珍しいからな…」



F「…きっくん関連の夢っぽいよな」



あ「それは確実だろ」



FB、あろま鋭い





き「よーっし!もう一枚ピザ焼くぞ〜」



「きっくん私が焼くー!」




夢で良かったのか…うん…これで良かったんだ…だって




え「きっくん煙で泣かないようにね」



「うん!」




………もう君の泣くところなんて見たくない


































PS

わーなんか夢落ちにしてしまった!えおえおぉぉぉ!


というか拍手にコメントしてくださった方ありがとうございます!(大分前)
今日というかさっき気づきました!
というか拍手してくださった方もありがとうございます!今日というかさっき気づきましry


自分の自己満な小説なので更新は気まぐれですm(__)m


コメント大歓迎です♪


尚、質問やリクエストなどありましたら気軽に言ってください。

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