妄想小説入り口
□炎と星と氷
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「ん…」
窓から眩しい光が差し込んでくる
もう朝か…
今日は仕事もないし、もうちょっと寝よ…
ゴロン
「…って」
「なんであんたがいんのよ!!!」ゲシッ
「うお!?グフッ」
私のベッドに許可もなく入って寝てたのは桜色の髪のあいつ
本当油断もすきもあったもんじゃない
「いきなり蹴ることねーだろ??」
まだ寝ぼけながら不機嫌そうに答えるナツ
「自分ちで寝なさいよ!!」
「だってーここルーシィの匂いがして気持ちいんだもん」
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つい顔が赤くなる
こいつは無意識にいってんのか!!
「そ、そういえばハッピーは??」
「リリーと釣り行った」
じゃあ二人きり!!?
ちょっと!!一応私女の子なんだけど!!!
まあきっと意識してるのは私だけなわけで…
ちょっぴり悲しくなる
「なに暗い顔してんだよ?」
「別にー…私寝るから早く出てきなさいよね」
布団に入ってそっぽを向く
そんなに私って魅力ないかなぁ…
ガバッ
「!!?」
ナツが私に覆い被さって手を押さえつけてきた
「きゃっ!!なにすんのよ!?」
「だってよお、ルーシィ何か機嫌悪いし布団入れてくんねーし喜ばせてやろうと思って」
ナツがいつもの、悪戯をするときのような顔で笑った
「ちょっとナツ!!?ゃ、だ…!!」
抵抗するがナツの馬鹿力に勝てるわけもなくナツの顔が近付いてくる
いつものナツじゃない…っ
私は怖くてぎゅっと目を瞑った