BUKKU2


□罪悪感
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「今日も雨か…。土方傘持って行かずに家出たからな。今頃ずぶ濡れだな。」

今から一時間前


土方は銀時の家に来ていた。


今日の土方は何か忙しそうにしている。

「なあ?土方何でそんなに忙しそうにしてんの」

「別に、忙しくねーけど」

土方は煙草に火を付けると、隊服を素早く着ると、玄関に向かった。


「土方君Hは?」

「悪ィ今日は無し。忙しいからまた今度。」


土方はそう言うと、ドアを開けて、出て行った。


「雨か…。」

「傘借りて行く?これだけどしゃ降りだったら傘ねーと濡れるから。」

そう言って傘を渡した時だった。

「要らねー。これぐらいの雨走れば直ぐだ。」


「あ…土方!」


土方はどしゃ降りの雨の中走って行った。

「何だよ土方の奴!何時も来たらHしてくれんのに。今日は無しなんて。変なん奴。」


銀時はブツブツ言いながら居間に入る。


しばらく机に突っ伏して居ると何時の間にか寝て居た。


「土方!お前傘要らねーって言ったけど持って来てやったぞ」

パシッ

「土方…?」

いきなり手を弾かれた。

「余計な事してんじゃねーよ」

土方はいきなり銀時の胸ぐらを掴んだ。

「痛っ…何すんだよ!」


「お前バカか?」

土方は何故かクスクス笑う。

「あ?」

「お前みたいな奴マジで好きって思ったか?元人斬りが普通に暮らしてる事態怖ェわ」



「土方…?」
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