BUKKU2


□発熱
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「ゴホッ、ゲホッ、ゴホッ!!」

中務白夜叉は激しく咳き込み、壁に手を付く。
それを見ていた森原友也十八歳は直ぐに駆け付けた。

「白夜叉さんどうしたんですか?わっ!顔真っ赤ですよ!!」

「ゴホッ、森原・・・・クソ辛ェ・・・・・・・」

「し、白夜叉さん!!」

白夜叉は森原目の前で意識を失った。


カラカラと障子が開き、白衣を着た医師らしき人物が入ってくる。
白夜叉は完全に布団から起き上がれない。

「風邪ですね。でも症状が重いですね」

「はい、もう一人では立てないくらいで俺が部屋まで運んだんです。」

「ですね。熱も40℃を越えていますしね。とにかくこれ以上体力を消耗しないために解熱ですね。」

ゴソゴソと黒のカバンを取り出したのは薬のような者だ。

「これは・・・・」

「座薬です。尻の穴にブスッと差し込んで直腸から吸収させるんです。では、後は任せましたよ?」

医師はそう言うとカバンを持ち、出ていった。
残された森原は怯えていた。

「あっ、白夜叉さん」

「それ・・・・・貸せ・・・・自分でやる」

ハアハアと荒い呼吸をしながら白夜叉は根性で起き上がる。
だが、言う事を聞かない身体はグラグラと白夜叉を揺らし、まともに身体も起こせない。

「無理ですよ!まともに身体も起こせないのに!大丈夫ですよ俺ちゃんとやりますから」

「お前みたいなクソガキにケツの穴弄られてたまるかよ・・・・」

「弄りませんよ!人を変態みたいに言わないで下さい!」

ズルンと白夜叉のズボンを下着を脱がす。
そして投げ捨てる。

「白夜叉さん。上体折り曲げて尻こっちに付き出せますか?」

「俺、人の肛門見るの初めてですけど白夜叉さんのってちっちゃくてすぼまっていてなんか可愛いですね」

白夜叉は枕に顔を埋め、屈辱で震えが止まらない。

「じゃあ、失礼しますよー」

森原がローションを取り出すと、尻の穴の周りに塗り込む。

「お・・・・おい・・・・何して・・・・!」

「医師の人がこれを使えと・・・・これくらいでいいかな?」

座薬を尻の穴に押し当てるとすんなりと内部に入った。
だが、何故か押し戻される。

「白夜叉さん力抜いて下さいって無理ですね」

「出来るだけ奥に押し込んで見ますね。」

ぐっと指先で座薬を押し入れる。
指も入れる形になった。

白夜叉さんの中、凄く熱い・・・・・熱のせいかな?
柔らかいな・・・・でもなんか絡み付いてくるみたいで・・・・・気持ちいいかも・・・・・


グニグニと内壁を指で押していると、白夜叉が振り返り森原を威圧する。

「あ、入りましたよ!奥まで・・・・・」

覚えてろよ・・・・クソガキ・・・・


  後日

「いやーほんとに良かったです白夜叉さんが元気になってくれて。」

「熱もすっかり下がり、万々歳です」

「何が万々歳だ。クソガキ俺はテメーのせいで屈辱を受けた」

白夜叉は森原の頭を小突くと、白のコートを羽織り、愛刀を腰にさすと、障子を開け、出ていった。

「今回はチャラにしてやるよ。森原テメーのおかげでこれだけ元気になったからな。」

振り返りそう告げた白夜叉に森原は「ありがとうございます」と返事をする。

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