BUKKU

□銀時の嫉妬
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坂田銀時は不機嫌な顔で新八と神楽の帰りを待って居た。

銀時の機嫌が悪いのは昨日の出来事だった。

食事中

何時ものように三人で食事を取ってると神楽が新八にこう言った。

「新八好きアルヨ。」

神楽はうっかり銀時の前で発言してしまった。

彼の死んだ魚の目が一瞬にして細くなった。

銀時は箸を乱暴に置くと机を叩いて立ち上がった。

「気分悪イから外出て来る」

銀時は冷たい言い方で外の方へ出て行った。

「銀ちゃん嫌なことでキレてるだけヨ心配すんなヨ」

「でも銀さん何で怒ってたのだろう?」

「気にすんなヨどーせすぐ戻って来るアルヨ。」

神楽は平然と新八に心配すんなヨと話した。

「だとしたら良いけど」

新八の不安は的中した。

一方銀時は不機嫌な顔で町を歩いて行く。

銀時は声を掛ける人物に八つ当たりをしていた。

「銀さん機嫌悪い見たいだけど飲みに行かないか?」

長谷川が銀時に言うと銀時は無言で長谷川を睨んだ。

長谷川は今日の銀時はヤバイと思い去って行った。

町の通行人にまで銀時は八つ当たりした。

肩が少しぶっかった人まで銀時は八つ当たりした。

銀時はイライラしながら路地裏のゴミ箱をぶっ飛ばした。

そのぶっ飛ばしたゴミ箱がツインテールで金髪の少女の頭に当たった。

「痛った!誰よ!こんな所でゴミ箱蹴飛ばしてる奴は!」

ツインテールの少女は頭を押さえながら銀時の元に近づいた。
「あんたね!人にゴミ箱ぶつけて謝罪もなし!謝んなさいよ!ちょっと聞いてんの!」

銀時は逆ギレした。

「テメーがそこに居るからだろ!何で俺の責任になんだよ!当たりそうになったら避けろよ!お前バカじゃねーの!」

銀時は散々ツインテールの少女に暴言を吐いた。

「普通当たったら謝罪するのが人でしょ!あんたこそ頭イかれてるよ!つーか謝んなさいよ!慰謝料払ってよ!」

少女も負けずに銀時に暴言で返した。

「慰謝料払ってどうすんだよ!頭陥没してねーだろ!テメーに渡す金なんてねーよ!」

銀時はツインテールの少女に再び暴言を吐いた。

ツインテールの少女はあまりの銀時に態度に腹が立ち銀時に膝蹴りを入れた。

銀時はその場で気絶した。

ツインテールの少女は銀時の背中を蹴ると路地裏を出た。

銀時はフラフラになりながら万事屋に帰って来た。

銀時が帰って来ても誰も出迎えてくれなかった。
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