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□あめ玉
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カラン



その音は腹が減っている俺には魅力的な音だった



「カノ、なんか食ってる?」



2人きりだったため、すぐに犯人が分かった



「うん、あめだよ」



べっと舌をだして、黄色のあめ玉を見せつけてくる



「俺にもくれよ」



手を出して、催促してみるが



「残念、これが最後の一個だよ」



と、バッサリ切り捨てられた




「カノ…」



「え?……んっ!?…ふっ…ぁ…」



アッサリ切り捨てたカノにムカついたのか



それともあめ玉が欲しくてやったことかは分からないが…


俺はカノにキスをしていた



「ふっ…んぅぅ…っぁ……ぷはっ!」



カノのもとにあったあめ玉を俺の方に移し口を放すと



バチン



突然の衝撃に目をパチパチさせる俺と



おそらく、俺の頬を叩いたであろうカノ。



カノは目を潤ませ、今にも泣きそうだ



俺は何かまずいことをしたのだろうか?



俺とカノは、恋人同士だ


一週間前に気持ちが通じたばかりだが…



「はっ初めてだったのに!!…シンタロー君なんか大嫌い!!」



俺とカノは恋人になったが恋人らしい事は何一つしていなかった



故に、キスもしていなかったわけで…



「かっカノ…あーえっと」



「もう知らないっ!」



カノは走り去ってしまった



そして、カノと入れ替わるように出てきたキド



「シンタロー?カノが泣いていたが、それは何でだ?」



「あー…と?」



あ…俺死んだな



覚悟を決めた3秒後、



俺の悲鳴と犬の鳴き声が同時に響いたとか何とか





‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡



一度は書いてみたかった飴玉ネタ…



何故私が書くと駄文になるんですか?泣



うぅ……



それでは、ありがとうございました!!!!

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