小説

□織斗×雅
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僕は、休日が好き


ゆっくり眠っていていいし


なにしたっていいから、休日が好き


そしてなにより・・・


「かわいーなー」


雅の小ちゃい子みたいな、
可愛い寝顔だって見れるから


休みの日って、
特にすることのない僕は


いつも雅の部屋でまったりしている


僕と雅の家は、隣あっていて


僕らは、俗に言う幼馴染で


ずっと一緒なせいか


それぞれ部屋の窓の鍵を閉めていない


プライベートなんて、
あってないような僕たちは


お互いの部屋を行き来できるようにしている



そのせいもあり
僕はこうして雅の部屋に入り浸ってるし
雅もたまに僕の部屋に来る


ま、来てもお互いすることもなく、
時間だけが刻刻と過ぎていくのだけれど


僕はその時間が、
たまらなく好きだったりするんだ


「ん・・・・」


「あ、起きたかな」


「・・・スー」


「なーんだ、起きないのか」


僕よりも寝起きの悪い雅は、
ちょっとやそっとじゃ起きやしないし、
僕だって起こしたりはしないんだけど・・・


「・・・暇だ」


暇すぎて死にそうだから、起こそ


僕は、立ち上がり


眠っている雅の上に跨った


「・・真上から見ると、さらに幼いな」


本当、可愛い奴だな


「雅ー、起きろー、起きないと・・・」


----襲っちゃうぞ?----


僕は、そう呟いて


そっと


雅に目覚めのキスをした



END

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