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□迷世界7
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八「んだテメェ等。吠舞羅に喧嘩売ってんのか?あ゛ぁ゛!?」
すぐ横で声がした
先ほど殴りかかってきた男は元いた場所より数メートル離れた所で倒れていた
「てめぇ...ヤタガラス!?」
ヤタガラスと呼ばれた人。
状況から察するに数分前まで一緒にいた八田の事だろう、冷静に解析していた。
八「お前、大丈夫か?」
『取り敢えずな』
立ち上がり八田の隣に並ぶ
八「!?おい邪魔になっから下がってろ!!」
『大丈夫、邪魔はしないしチョット....試したい事がある』
余り感情を表に出さない悠希は珍しく楽し気に笑っていた
真横にいた八田も悠希の雰囲気が変わった事に気づいた
悠希の頭には神谷の手紙のフレーズが残っていた
「ゴチャゴチャうるせぇ!!やれ!!!!」
カチャ
周りの男共が一斉に拳銃も構える
『(【以前より上げておきました。】か、せめて2倍は欲しい...なっ!?)』
ダッ
悠希が走り込み拳銃を打つ間もなく1人の懐に入り鳩尾にズレもなく拳をいれる
「くはっ」
「「「!!」」」
辺りが驚きを隠せないでいる
攻撃をした悠希自身も内心驚いていた
『2倍どころじゃ無かったな...』
自分が予想していたよりも速く動く事がてきた
1人が我に帰り慌てて悠希に標準を合わせる
それにいち早く気づいき男の持っている拳銃を蹴りで弾き飛ばしそのまま回し蹴りで男を吹っ飛ばす
『(今まで鎧でも着てたんじゃないかってぐらいに体が軽い)』
少し周りを見ると八田も悠希に遅れを取らずまいと炎を使って次々と男達を倒していく