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□迷世界9
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十「さ  て  と、悠希ちゃんはこのまま空き部屋に暮らしても大丈夫だよね?草薙さん」

草「せやな、あの部屋好きにしてええで」

正式に吠舞羅に入る事ができ、草薙たちからバーの二階にある空き部屋を、自由に使って良いと許可を貰った

余り実感が湧かないまま左手首にある炎を象徴としたマークを見つめる

今まで何も無かった白い肌には赤のような黒のような色の刺青が良く目立つ

このまま大胆にコレを晒す訳にも行かないので今度また、リストバンドでも買いにいくかと予定を立てていた


すると、十束がひらめいたように手をパンッと合わせた

十「そーだっ!!歓迎会...って言うか、暇だから皆でトランプしようよ!!」


暇潰しかいな。



ね?と十束はポケットからトランプを取り出し楽しそうに言う

周りの反応は「面白そうだ」と次々に賛同していく

あまり大人数でもやりにくいため人数を絞ろうとした

鎌「その前に、なにやるんスか?」

十「ん?...そりゃ〜七並べでしょ」

ゲームの内容が告げられたと同時にゲッ...と八田が声をあげた


そして、自分は見てる、と言い始める八田に十束は安い挑発をかけた


十「そっかー。仕方ないね、八田は七並べ弱いもんね。」

八「ムッ)いーぜ。...やってやるよ!!吠え面かかせてやる!!」



うわ、単純。と周り一同が思う中まんまと十束の挑発に乗った八田はテーブルのあるソファの方へ行った

結局、トランプをやる者は

悠希、十束、八田、坂東、赤城

以上の者となった

十束がアンナも誘ったが、見てると言い悠希の隣に来てちょこんと座っている
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