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□迷世界6
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カチャ

食器を置く音がする

『ご馳走様でした、美味しかったです』

草「ん、ありがとさん」

ご飯が食べ終わった後もう一度二階へ上がっり先程の部屋に入った


置いてあった自分の鞄を見ると部屋を出るまでは無かった白い紙が置いてあった

鞄と一緒にその紙を持ち中を開けた

【おはようございます。神谷です。申しあげるのが遅くなったのですが、悠希様の能力と身体能力について、まだお話してない事があります。】

【悠希様の能力は治癒能力なのですが、まだそちらの世界と体が馴染んでおらず、今はまだ自分は完璧に治せても他人を治す時は不完全となります。徐々に効果は現れてくると思いますが少しお時間がかかると思います。】

【もう一つの身体能力については、勝手ながら申し訳ないのですが護身用に身体能力を以前よりあげておきました。暇な時にでも確かめください。それでは】


また、随分アバウトな説明だな、しかも勝手すぎる

少し呆れ気味にその紙をポッケに突っ込み、鞄を右肩にかけ下へ降りた

そのまま十束のもとへ歩み寄る

『すいません、ちょっと買い物したいんですが...?』

十「ん?そーだね、いいよ。...あ、でもパーカー羽織って行ってくれる?」

『パーカーですか、』

十「うん。エリックー」

十束がそう呼ぶと外国人の青年がこちらへと寄ってきた

エ「なんすか?十束さん」

見た目は外国人だが日本語は普通に話せている

十「うん、チョットね。パーカーをこの子に貸してくれないかな?」

エ「別にいいですよ。取ってきますね」

こちらにはあまり関与せず、
二階へ上がっていった
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