フェアゲーム

□コネタ_慌ただしい朝食風景
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時間がないため、今日の朝食はトーストとスープとヨーグルトのみだった。
「あと何分?」
「40分」
青峰の問いに、キッチンの黄瀬から答えが返る。
一足先に食事を始めさせてもらっていた黒子はスープを口にして、びくっと震えた。
「熱…っ」
顔をしかめて小さく舌を出す。水を求めて手をさ迷わせていると、青峰に頬を包まれた。
「青峰くん…?」
「その顔エロい。ムラムラした」
ぺし。食事を運んできた黄瀬が青峰の後頭部を叩く。
「なにやってんスか。早く準備して」
立ち上がる青峰と入れ替わりに黄瀬が正面に座る。
黒子は水の代わりにヨーグルトを口に運んだ。
「…なんかそうやってヨーグルト食べてるとこ見ると…」
黄瀬は熱い視線を黒子に送る。
「黒子っちにかけられていたものを連想してムラムラす…」
「お前がなにやってんだ」
べし。お返しのように青峰の突っ込みが黄瀬の後頭部に炸裂した。




「明日の朝食はバナナだな」
「またはフランクフルトっスね」
「二人とも黙れ」


2013/1/26

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