フェアゲーム

□コネタ_1on1
1ページ/1ページ

こんな時に二人が彼氏で良かったと思う。
眼前の黄瀬と青峰は、真剣にボールを奪い合っている。
二人の1on1を見るのは付き合う以前から好きだった。
でも今、改めて彼女フィルター越しに見つめた二人は。
―――たまらなく、格好良かった。
はぅ…と赤らむ頬に手を当てる。
攻守が交代になり、青峰がオフェンスになる。良い勝負はするのだが、黄瀬はどうしてもあと一歩敵わない。
「あー…くっそー」
勝負あり。今日の1on1も、勝者は青峰だった。
「甘ぇよ、黄瀬」
青峰はボールを弄びながら笑う。
「約束だからな。俺が月水金日な」
「仕方ない。火木土で我慢するっス」
「…なんの話ですか?」
黒子が尋ねると、二人はこちらを見た。
「なにって当然…」
「テツと一緒に風呂入る日に決まっているだろ」
「勝手に決めないでください」




「あ、一日二回入ればいいんじゃないスか!」
「黙れバカ犬」


2013/1/17

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ