*短編*
□あけましておめでとうございます!
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「ん……」
1月1日、元旦
仁王の起床は午後12時だった。
「ふぁ…ねむ…」
体を起こし、ケータイに目をやると新着メールが一件と、録音メモが一件。
相手は……
「幸村………?」
とりあえずやばい気がしてメールを見ずに録音メモを聞くと
「仁王、メール見てないでしょ。」
「おーい、早く起きやがれ!」
「来なかったらお前抜きで初詣しちゃうからねー」
「「ばいばーい」」ブチッ
………メール、初詣…?
「あっ!」
寝ぼけた頭を覚醒させすぐにメールを確認、そこには
"12:00いつもの場所に集合。神の子より"
やらかした!!
今何時!?
「12時…17分……」
完全遅刻…
仁王はすぐに着替え、起床からわずか15分いないに家を出た。
「…っ寒……」
絶対置いてかれた、絶対置いてかれたなり!
う〜…ひどいぜよ。
恐らくすでにレギュラーは帰っただろうと思いながらも、まだすれ違うくらいなら!という期待をもって少し駆け足で向かう。
「はぁ…」
ため息をつき境内に足を踏み入れると
「お、以外と早かったじゃん」
「え?」
そこにはレギュラーが仁王を待っていた。(赤也はまだいない)
「先行ったんやなかったん?」
「まさか、全員でいくに決まってるだろ?」
幸村が笑顔(いや、それはそれは綺麗な笑顔)で話し
「そ、そうけ…で?赤也は?」
「まだですね、あけましておめでとうございます、仁王君。」
「おん、あけおめ、柳生。」
「ってことで、赤也待ち。あけおめ、ことヨロ☆」
「なるほど、ぶんちゃんあけおめ。」
「さて、最後に遅刻した赤也には、なんのペナルティをあげよーかな?」
と、魔王…ゲフン…幸村が話した20分後くらいに赤也が到着し、無事(?)レギュラー揃って初詣できましたとさ。
めでたしめでたし、ということで皆様。
あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します!
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