*短編*
□第二話
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怪盗シリーズ第二弾!
−−ー
厳重な扉を開け、中へ入る
「ちょっと待っていなさい、今灯りをつけるからね」
「えぇ」
そう返事をしたブロンズの女…
そう、彼女が、いや、彼こそが、
詐欺師、仁王雅治
灯りがつき、目の前にガラスケースに入った今回のターゲット。
ダイアのティアラが現れる
「綺麗…」
ガラスケースに近付こうと一歩足を踏み出した瞬間
「ストップ!」
持ち主である財閥の主が静止の声をあげた
「え?」
仁王は立ち止まり、男の方へ体を向けた
「その先はセンサーがついてるんだ、危ないよ」
「センサー…なるほど、警備はバッチリってわけなのね?」
「もちろんさ、どこぞやの怪盗だか詐欺師だか知らないが、これを狙ってるらしいからな」
「そのためのセンサーなの?」
「あぁ、センサーは至る所に取り付けてある、それに警備員もいつもの倍いれてあるからな。」
「そこまでしなきゃダメな怪盗なの?」
「さぁな、まぁ、今回は諦めるだろう。このガラスケースに触れただけで警備システムが稼働し、この場に剛金のシャッターが下りるようになっている。」
「袋のネズミ、ってことね?」
「その通りだ。」
(ふーん、センサーねぇ…それに触れただけで、中々金掛けてんなぁ)
警備室で丸井はこの会話の一部始終を聞いていた
「まぁ、ちょろいだろぃ」
赤い怪盗が不敵に笑った
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