*短編*

□仁王君の憂鬱!?
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「な、なぁ…皆、相談…あるんじゃけど…」

夕食前、突然仁王が俺たちに相談があると持ちかけてきた

「どうしたの仁王、言ってごらん?」

かわいいかわいい仁王が不安そうに瞳を彷徨わせている
これはただ事では無いのだろうか?

「…ぁ、あんな、俺最近、嫌な夢ばっか見るんよ…じゃけ、あの…」

嫌な夢?
なるほどね、かわいい奴め

言いづらそうに下を向き、少し顔を赤らめている
すると蓮二が仁王の元へ近寄り優しく抱き締めた
くそ、いいとこばっか持ってきやがって

「怖いんだな?」

「っ…」

顔を真っ赤に、蓮二にしがみつきながら小さくうなずく仁王

「仁王先輩かわいい」

赤也の一言で耳まで赤く染まり、さらに強くしがみついた、まるで小動物みたいだ

「今夜からローテーションで一緒に寝たら良くね?」

「仁王先輩なら大歓迎っす!」

「ええの?」

不安そうに聞いてくる仁王に、

「構わないよ」

と、答えてやった

「なら今日は一緒に寝るか、仁王」

「おん、あんがと♪」

あ、一番手を蓮二にとられた、やられた
まぁ、仁王が安心して寝れるならいた仕方ない、腹立つけど
一番手は譲るけど二番手は…

「なら明日は「明日は俺ね」ぇ…明日はぉr「なんか文句ある?赤也」…ないっす」


譲る気ないよ?
たとえ、可愛い後輩の赤也だとしても…ねっ☆


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