*短編*
□紳士の顔した野獣
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「あ、今日柳生さん誕生日じゃった」
「「「あ」」」
「ということで、緊急会議をはじめる」
「「「イエッサー」」」
「で、どないすん」
「柳生の誕生日とか、忘れてたぜぃ」
「てかぶっちゃけ、もう明日で良くないっすか」
「…それもそうか、明日でもいいか」
「うん、会議終了!」
「いや、会議って言うほどのことじゃねぇよぃ」
「うるさい」
「すんません」
「ぁ、柳生先輩!お疲れ様っす」
「やーぎゅ」
「誕生日、おめでと」
「ありがとうございます」
「誕プレ、買い忘れたけん今日はこれで許して?」
ちゅ
「え」 「あ」 「ずるいっ」
「これは、仁王君にキスを貰えるとは思ってませんでしたよ、どうですか仁王君、誕生日プレゼントの代わりに一緒にお出かけなんて」
「お出かけ?そんなんでええの」
「えぇ、貴方と二人きりでしたら」
「ん、了解」
と、部室を出てく仁王
「そうゆうことですので、日曜日は邪魔しないでください」
「ってめ、ずりーぞ比呂士!」
「二人きりは許せないなぁ」
「仁王先輩からのキスずるい」
「何をおっしゃるんです皆さん、今日は私の誕生日、ですよ?」
勝ち誇った顔をする柳生
「ぅ、くそ」
「この借りは必ず返すよ」
「俺仁王先輩とこ行ってこよ」
「心配しないで下さい、仁王君に手は出しませんよ、彼が自ら言ってくるまでは」
そこに紳士はいなかった
−−−
柳生誕生日おめでとー