*長編*
□4
1ページ/1ページ
「いい、仁王? 今日は朝練、お前はここで大人しく寝てること、いいね?」
「…たいしたことなか、平気「じゃないよね?」じゃけど「真っ青な顔した部員を部活に参加させられないよ「そんなこと「ないって?」…。」
まだ納得してない顔だね、仕方ない
「部長命令」
って言ったらおとなしくなるでしょ?
「…すまん」
「全く、なんで普段はサボる癖に、こうゆう時は部活くるかな」
こう言うと、いつもなら反論してくるだろうに…、それだけ弱ってるんだね
「ちゃんと寝ておくんだよ?そして早く治しな、じゃないと赤也だって心配する」
釘を打つために後輩の名を出した
仁王は赤也に甘いって事を知ってる、だから効果は抜群なはず
ちょっと卑怯かな?
でも休んでもらわないと困るし、赤也が心配するってのも、大概間違ってはいない
赤也は仁王大好きだから
「そうじゃね、分かった…」
ほらね?
「ゆき…」
「どうしたの?」
「あんな、聞いて欲しいこと、あるん…」
なんだろ、嫌な胸騒ぎがする、気のせいであって欲しい
「なに?」
「おん、…俺、多分−−−かもしれん」
あぁ、気のせいなんかじゃなかった
なんてことだ、最悪。
.