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「俺さ、バック好きなんだよね」

部活終了後、部室には幸村と仁王、そして突然発言した丸井の三人しかいなかった。

「バック?」

「………。」

「そう、バック。バックでヤるとき。」

「ぇ?あ…そっちね。」

「………。」

「たしかに顔見れねぇのはちょっとアレだけど、肩甲骨とか白い肌とか、何よりあの上から見る細い腰とか、マジ興奮する。」

「肩甲骨って…丸井変態。」

「………。」

「まぁ聞けって。でさ、その白い肌が羞恥と興奮で紅くなったりとかするじゃん?それとかもすげー可愛いとか思うし….」

「綺麗だね。」

「そう!綺麗なんだよなっ!」

「………。」

「ふふ、お前の言いたいこと、何と無くわかったよ。」

「だろぃ?それに痕つけられる。」

「つけたい放題だもんね。」

「………。」

「背中だったら見せ付けられるし。」

「あー、なるほど。じゃぁ背中を仕切りに隠す時はそういう真意があったんだね。」

「………。」

「俺的には見せ付けて欲しいんだけどな。」

「ふーん?」

「ま、そういうとこも含めて可愛いんだけどよぃ。」

「なに?結局惚気なわけ?」

「………。」

「そんなつもりはなかったけど」

「けど?」

「なんか思い出してたらシたくなった、てことで仁王。」

「お断りじゃ。」

「えー」

「ふふ…」



おわり。

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