黒子のバスケ

□オリオンのままに 19Q
3ページ/3ページ











今回のセックスは俺にとって地獄だ。快楽地獄だ。真っ逆さまだ



普段のセックスだって気持ちいい


幸せだって何度だって思うし後悔なんてしたこともない



けどね





俺の苦手な体位を連続でやるというのは想像してたよりもキツイんだよ…!

さっきの騎乗位も奥まで入って来た上に往復で必ず前立腺を刺激していくから辛かったよ?気持ち良すぎて狂うかと思う位だよ?






でも今よりは俺の事を少しは思って動いてたんだな…って本気で思う。俺の事壊す気で来ては無かったんだねって本気で思う








「なに?考え事なんて、随分っよゆうだ、なっ!」

「ァああん!むり、も…こわれちゃ、ぁ」

「ははっ人の理性ぶっ壊しといて…よく言うな?」

「ぁぅ、ぅ、くぅ…んんン!!」







アキラは既に俺の中で3回は達してる。自分の好きなペースで俺を揺らして白濁を注ぎ込みアキラが動く度に耳につく粘着質な水音が恥ずかしくたまらない





ぐちゅ、ぐち、ばちゅん…





こうも簡単に音が鳴る位注がれて動かれればある程度はまだ腹にあるけど入りきらなくて太腿を伝って落ちる生温い感触が止まない

伝う感覚にぞわぞわとして敏感な俺の体はそれすら快感だと誤解し拾ってしまい反射的に中のアキラを誘う様に締めつけて喜ばしてしまう



ちがうのに、ちがうのに…!



誤解だと意識では判断しても体は快楽だと決めつける。このギャップが俺を困らせてる原因なんだ






肩に担がれた足を調節して最奥を突いて俺を散々啼かせ前立腺に小刻みに刺激を送り勝手に胎内に白濁を注いだりともう好き放題だ

ソファにぺたりと頬を付け閉まらない口から飲みきれない唾液がずっと口端から垂れている。まだ小さい池の様なサイズだけどもう何回もやるならどれだけ大きくなるだろう。考えたくも無い



アキラが俺の足をしっかり担ぎ持ってる足の太腿を腹に付ける位押そうと掌をあてた







あ、来る

奥までのパターンか






衝撃に備えてソファに爪を立てがりり、と革を引っ掻く音が聞こえたらしいアキラが汗を垂らしながら俺を見て笑い、突き立てた








「ふゃ、アァあんン!っひ、や、やだぁ…!も、おなかいっぱぁっ」








また体が付加価値の快楽まで拾い上げ与えられた快楽が電流のように体を駆け巡りトロリ、と俺自身から透明な液体が流れ始める


今日はもうイきたくなって確認取らないでいいから好きなだけイけ、と前もって言われたから咎められないけどアキラに比べたら早漏な方な俺はもう出すものなんて尽きてる


アキラとのセックスは出し切る位毎回やるからその後も攻められるとどれだけ辛いかなんて身を持って体験してる。ドライに切り替わる俺の体が憎い





ドライに切り替わる前に終わろうよ。ねぇアキラお願いだから





喘ぎ混じりに言えば困った様に薄く笑い体勢を前のめりにされソファに蹲る俺にキスをしかけ欲を孕むテノールにびりびりと痺れそうだ




「もうちょっ、と…だけ付き合って」

「あ、あぅぅ!や、やぁ、ドライ、やだ…やらァああ!」

「ドライ?…ああ。もう出ない頃か…セイジュがイったら終わりにしようか」

「 !? 」







驚いてアキラの顔を見れば至近距離だった場所から元の場所へ体を戻し腰を引いている所だった

限界まで抜かれてるから今は俺からでも見えるアキラ自身は白濁にまみれ赤黒い色はほとんど見えない位なのが卑猥だ

それを見て羞恥で赤くなる俺の頭の中も最早手遅れの卑猥思考なのだろう





……ドライの事から気を逸らさせたとしか言いようがない行動に何故気付かなかったのだろうか







「ほら。セイジュが好きでしょうがないドライをお尻の刺激だけでイッてみようか」

「ぁ…ぁ、」

「俺も多分もうキツイからこれで最後だ。頑張れ」

「アキラ、の…ばか、ばかぁ!!」

「はいはい」

「ひぃッんああっ!…きゃぅ、うっ」

「ッはは、ドッロドロ。気持ちい、いよセイジュ」

「ふきゅ、あァっ…、俺もっきもちぃ…ッんあぁァ!」







ただでさえアキラのペースは速いのに前立腺目掛けて小刻みに速く突き上げられ強すぎる快楽に何度も瞼の裏で火花が散る


担ぎあげられた足がふらふらと揺れアキラの快楽に歪む端正な顔から伝う汗がどちらのものか分からない白濁の上に落ち混じる事なく色を薄めた


腰を力いっぱい引き寄せられ俺の白濁で濡れる腹に担いでた足をつけるくらい限界まで開かされ隙間無くアキラが腰を進めぐちゅ、と卑猥な水音を立て抜き差しされ熱くて熱くて狂いそうだ


馬鹿みたいに甲高く喘ぎ与え続けられる快楽に俺自身から湧きあがるぞわぞわとした感覚にビクッと大袈裟な位震え震え始めるのをアキラが気付きニヤッと笑ってまた悪戯に腰を打つ速さを上げる







やだやだ、と頭を必死で横に振り涙がソファに飛び散るが迫りくる熱を解放したくて、でもイくのが怖い俺は情けなくも愚図りながらアキラに助けを求める




返される答えなんて決まってる。でもアキラの声が聞きたかった







「アキラッ…たすけ、」

「大丈夫だ、セイっジュ…怖くないか、らぁ…ッイけ」

「っふぁ!あ、ンァア!!…ひぅ…ぁ、ぁぅ」





前乗りに体を倒して俺の耳元で吐息混じりに囁いた声に促され胎内で暴れるアキラ自身が前立腺をぐりぐりと押しつぶす様に刺激して体を仰け反らせて達した


俺自身から1滴も白濁は出ずに透明なカウパーが出るだけだが確かに達した感覚に大袈裟な程体が痙攣をおこす


ひくひくと震え胎内のアキラから熱い飛沫が中に注がれ絞りつくす為締めつける。アキラから感じてる声が漏れるだけで嬉しくてふにゃ、と笑う

送られた労わる様な優しい触れるだけのキスに酔い痴れ俺から抜いて自由になったアキラが横たわる俺の隣に横になり包み込むようにハグをする











アキラ、アキラ

だいすき。中も全部アキラに満たされて幸せなんだ











熱に浮かされ舌足らずに伝える

互いに体液で汚れているのも気にせず俺を抱き寄せ背中を撫でてくれてる

こういうのをピロートークというんだろうか。子どもに還ったみたいにアキラに甘える俺を決して拒まず頭を撫でてハグしてキスしてくれる




しかも優しい笑顔で、だ




行為中も確かに嬉しい事がたくさんある。でもなによりこの甘やかしてくれる時間が大好きで気絶してこの時間が無いのかとがっかりしたのはいい思い出だ

気絶した日は俺が起きたらピロートークタイムとなるらしくいつも以上にベタベタに甘やかし室内の移動が全部姫抱きだったのは本気で赤面した








いま、疲れて少し眠たいからきっと起きたら俺は外も中も全部キレイにされててアキラの腕の中で起きて…ベッタベタに甘やかされるのだろう







ぐしぐしと重くなりつつある瞼を擦ると擦ってた手を外されちゅ、とキスをされる




最初の冷たい声の鳴りを顰めたいつもの優しくて落ち着いたアキラの声にホッと息を吐いた


労う様に俺の素肌を撫でる感覚にふふ、と笑みを零せばアキラも小さく笑ってなんだか心が注がれた白濁よりも熱く火照った気がした










「後始末全部やっとくから安心して寝な。お疲れさま…セイジュ」

「……ぅ、アキラ」

「はいはい。ずっとそばにいるよ、明日のピロートーク楽しみにしてろよ?」

「__ん」






アキラに腕枕をしてもらい本格的に眠りに入ろうと瞼を下ろして見えなくても分かるくらい近くにいるアキラに擦り寄り首筋に顔を寄せ垂れた汗を舐めとり俺を抱き締める好きな匂いに包まれてそっと意識を手放した










* * * * 









「…寝入ったか」




すぅすぅと規則正しい呼吸音がきこえ頬をプッシュしても眉1つ動かさない程深い眠りについたようだ


割と念願だった中出しにセイジュの煽り文句と様々な要因が重なりここまで酷くしてしまったというのにまったくの後悔が無いオレは酷い男だな




セイジュの白く汚れた体をまじまじと見ればどれだけ激しい情事だったなんて一目で伝わる

ずっとセイジュの中に出したモノを入れて置く訳にいかないらしい。テッちゃんに借りた同人誌に書いてあったからな


掻き出さなきゃネコ側の負担が大きくなるんだってさ。それは困るし名残惜しいけど出すか



腕枕をそっと抜き取りセイジュが起きない様に気を配りながら下肢の方へ移動し閉じてた足を開かせ思わず喉を鳴らす









「えっろ…」









ずっとオレを受け入れてた菊座はぽっかりと開き乾き切らない夥しい量の白濁を小尻のラインを伝いソファに湖を作りまだ胎内に大量にあるらしくこぷり、と音を立て何度も流れ落ちていく






…さすがに疲れて寝てる恋人に無理矢理なんて事しないよ。オレは和姦しかしたくないんでね






じぃっと流れ出る菊座と白濁を見てたオレはテーブルの上に自分の携帯が置いてあるのを発見し無言で写真を撮りテッちゃんに送信


なんで動画撮らなかったんですかとぷんぷん怒ってたらバニラシェイクで宥めておこう





テーブルに携帯を置きセイジュの白く濡れる太腿の際どい所に何回も吸い付き華をいくつも散らす




…これくらいじゃまだ起きないな。ならもう少しオレの所有物だってマークをつけるか


鎖骨、胸、腹、腰骨、二の腕、手首、首筋、太腿…付ける場所はたくさんある








「風呂場で付けるか…っとテッちゃん早いな。もう返信来たか」






風呂場に運ぶ為眠るセイジュの上半身をゆっくり起こし胸に寄り掛からせ膝の上に横抱きにして携帯を弄る



う、セイジュから零れる白濁がオレの太腿に垂れてぞわぞわする。あどけない顔で眠る恋人の髪を梳き感触を我慢しながらメールを確認












________

TO テッちゃん

FROM アキラ
_____



>ちょ、これ

赤司くんの現状ですか!


おうふ…3次元のAVよりエロい

美味しく頂きましたね(ニヤッ


というかアキラくん絶倫ww


この写真は誰にも見せません

キミの彼女にも(ドヤァ



_________








…うん。テッちゃんの夜のテンションの所為で草生えてるけど気にしない

絶倫の意味を後で調べるとしてテッちゃんに明日2人で休むことを伝えればたくさんの草が生えた文が降臨した





____

TO アキラ

FROM テッちゃん

_______


>wwwwwww

お盛んですね!

明日赤司くんに


彼シャツか裸エプロン


着せた写メ希望です


________






なら後者かな

それだけ送信して携帯をテーブルに戻しセイジュの脇の下と膝裏に手を差し入れ軽々と抱きあげ風呂場へ向かう






ぽた、ぽた…

白濁が点々とフローリングに落ちて風呂場まで続き少し面白かった




無意識だろうがたまに小さくオレの名前を呼ぶセイジュに愛しさがこみ上げ起こさないように頬にキスすれば可愛らしく微笑むのが本気で可愛かった











.
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ