番外編

□全てボクのモノー裏ー
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10万打リク内容

泡風呂(裏)


* * * *



触れたいよ。もっと深く、触れ合いたい

「ンん…ぁ」

セイジュの赤身を帯びる肌に滑る大きな掌が弱い所を辿りながらゆっくり胸から腰へ下ろされる

胸の突起を触れるか触れないかのギリギリのところで撫で下ろされ思わず震える

「ふあ…?なんで、触って…あ、ぅぅ!」

物足りない。そう含みを込め訴えれば今までが嘘のように痛い位爪を立てられ、思わず眼前の鏡に顔を押し付け喘ぐ

ビリリと背筋に痛痒い快楽が走り荒い息が鏡を曇らせるが、気にも留めず擦り寄る

ぐり、と抉り突起を弱く摘まむのを繰り返し行うアキラが喉の奥で笑う

「見てみろ。白い泡に覆われても可愛い乳首は見えるんだぜ」

「やぁん、」

「…まっか。顔もココ、も」

きゅ、二つの突起が摘ままれ思わず仰け反り露になる自身の醜態と妖艶な笑みを鏡越しに見てしまい…ごくり、息を呑む

鏡に映る裸体にはアキラの手が滑らせた白いラインと熟した果実の様な、艶やかな赤色が酷く眼に毒だ

「だ、て…アキラの所為だもん」

「そうだな。全部俺が…そう躾けた、な?一生許さなくていい」

「…死ぬまでアキラの所為だって言い続けるから覚悟するんだな!」

「はいはい。もう覚悟が揺らぐ訳無ぇから今更なんだがな」

鏡越しではなく面と面を突き合わせ色気混じりの会話を交わし情事再開の合図に、アキラからキスを送られ互いに舌を絡ませる

柔らかい舌を吸われ追い掛け吸い付く。歯列をなぞられれば仕返す形で必死に舌でなぞる

猫のじゃれ合いのようだとアキラが笑みを零しセイジュもつられ、笑う。幸せだと心から思う一瞬がまた増える

「…入れていい?」

「…慣らせばか」

「大丈夫。昨日もあれだけヤれば余裕ぶはっ」

腹にイグナイトパスが放たれ怒りの眼差しを受け平謝りを返しセイジュを抱き上げたまま泡風呂へ戻り肩までつかる

ぷんすか怒るセイジュが揺れる度にお団子ヘアーから緩んだ赤い髪の束が揺れ、色っぽく見えアキラは思わず魅入る

世界の男子の心を射止める絵画の美女が現れたようで、手に入れた自分の幸運具合を世界中の人間に自慢したくなった

(首筋に髪が張り付くのとかここまで似合って色っぽいのは俺のセイジュ(嫁)だけだ)

そっとこれからの未来で当たり前の光景になる事に期待を込め、随分と柔くなった体を抱きしめる

名実共に自分のものになったセイジュを、しっかりと壊れ物を扱う手付きで怒りを宥める

「幾らなんでも言葉を選んでよっ怒ってます」

「存じております。女王様」

「…そんな女王様の旦那様は誰?」

泡だらけの両手でアキラの頬を包み短い前髪から覗く額に愛しげにキスを落とす

愛しすぎて溢れ出る想いは欲情に相殺され、放置されたままそそり立つアキラ自身を後手でなぞりニヤリと笑う

「っ、」

つぅ…と指で形をなぞられ反射的に息が詰まる。ニヤニヤ笑ってる女王様の意思を汲み取りアキラは口元をあげる

「…王様はだぁれ?」

頬を包む手は耳を通り過ぎ首筋へまわる。耳元で囁く声は僅かに掠れどんなお菓子よりも甘かった

据え膳食わぬは男の恥。食べ尽すが、愛だ

白い尻を掴み入り口を広げ奉仕中のアキラ自身へ近付け…


「ーー王様は俺だ。だから王様の上で美しく果てろよ王女様」


一気に奥まで突き入れた





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