番外編

□皆様お邪魔致します
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華琉様リク

リク内容

高校時代で合同合宿。いちゃいちゃしすぎによる周囲の腐の眼覚め


* * * *







その日 人類(俺達)は思い出した


やつらの空気を読まずいちゃつく破壊力を…


非リアの寂しさを…屈辱を…





「黄瀬くんは何処に進撃しようとしてるんですか」

「黒子っち…とりあえず俺の土下座ポーズの上に乗るのやめて」



黄瀬だけが項垂れている訳ではなく合宿に来ている過半数の非リアが同じ状況だった

キセキの世代は免疫が有り過ぎる為黄瀬以外はまったく気にせずにいたが合宿に若干支障が出始めたことに首を傾げる


練習後の汗ばんだ姿のまま青峰と緑間が不思議そうに周りを見回す



「…皆で床を叩いて何が楽しんだ?」

「まったく訳が分からないのだよ」



周囲の心の声が重なる



(お前らの元チームメイトのせいだよぉおおお!!)




そもそもの始まりは飛び入り参加2名によって引き起こされるのである








**********




キセキの世代がいる高校4校が合同合宿をすることになった

しかし洛山は参加できず見送る形となっていた





はずだった





突如現れた赤と藍の姿に各校がざわめく


「てなわけで、洛山から藍澤アキラと赤司征十郎が参加するんで」

「よろしくお願いします」


呆然と立ち尽くす面々の中でリコへ実渕から預かった手紙を渡す。バッと野郎共が内容を覗き見ようと群がる


居心地の悪いままリコが開けばそこらの女子高校生よりも女子らしい文面が眼を汚す。文字よりもハートマークが多く何故かピンクペンで高尾くんによろしくで文面が終わった

高尾が顔を覆い神を仰ぎ見て現実逃避。泣いてるのか汗なのかわからない

黒子がひょこっと現れ棒読みで朗読し始める



「ハーイ!合宿の皆様はーと。アタシの征ちゃんと藍ちゃんがそっち行きたいって可愛くオネダリしてくるから…もうアタシ、あたし…」

「やめろぉぉ!!なんかやばそうだからやめろおおお」

火神が遮るがすでに高尾の鳥肌はマックスだった。それプラス蒼白顔面でプルプル震えている

いつもの高尾はログアウトしました。黒子には高尾の頭上に変な文面があったことに気付くのであった

「とりあえず…あなた達二人が参加するのね?」

カオスと化した空気の中リコが文面の要点を纏め質問するが何故か赤司が頬を赤らめカオスに空爆をし始める

「いえ、あの…俺は参加しません」

恥ずかしがり顔を背けそっとアキラの背に隠れ、ひょこっと少しだけ顔を出す…なんだあの可愛い生き物は

「は!?二人ともジャージ着てるなら参加するつもりで来たんでしょ!?」

「…アキラは普通に参加しますけど、俺は専属マネージャーとして…参加したい、です」

「誰のよ!?」

「い…言わせるつもりですか…」


なんだこの可愛い生き物は。男子一同の意見である。黒子のフラッシュが唸る

にやにやと赤司の言動を見守ってたアキラが猛獣のように荒れるリコに、一同にトドメの原爆を落としにかかる

「俺の、専属マネージャーに決まってるでしょ。朝から夜まで、寝る時も…な?」

「や、やめっ〜〜なんでそういうことを言うの!アキラの所為でバスケ出来ないの俺まだ怒ってるんだよ!?」

「なに言ってんだ。セイジュも強請った癖に…共犯なんだ。水に流せ」

「はぅ、あ…頭撫でてくれたら、許して…あげる…ぅ、ぅぅぅん」

「ふはっ猫かよ」



その場にいる全員が理解する。こいつらの参戦は非リアの精神が抉られるに違いない、と







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