黒子のバスケ
□オリオンのままに 2Q
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入学式から2日後
場所:教室の自分達の席にて
時間:昼休み中
本日初の説教タイムが実施されていた
「〜〜っだから!お前は!」
「…(モサモサ)」
赤司が藍澤の目付け役にされて早2日
この2日間の内問題が複数勃発していた
あげるときりがないので省略するが一言で言うとしたら『問題児』ということだろう
さてその問題児である藍澤アキラは現在足を組み頬杖をついて怒っている赤司の眼の前で正座をしている
周りも空気を読み黙々と昼飯とランデブー。だがそんな事気にも留めないのが怒り心頭の赤司
「いまが何時だと思ってるの」
「ランチタイムなう(モサモサ)」
「そうだね。じゃお前の口に含まれてるそのお菓子は何」
じろり
赤司の鋭い眼光が無駄に静かな教室にモサモサと響かせる原因を睨みつける
第3者からして言うなら赤司に睨まれただけで背筋がピンと伸びるしビビる
なのに藍澤はマイペースに
「まいう棒!赤司くん知らないの?」
モサり続ける。お前は勇者か何かか。何で脅えないんだか
「知ってるよ。パッケージに書いてるでしょ」
「じゃ聞くなよー(モサモサ)」
「(イラッ)俺が言いたいのはそんなことじゃないんだよ。後いい加減モサモサ食べるの止めろ」
赤司が椅子から立ち上がり正座をする藍澤の前に膝をつくとそのまま
ぎゅううううううう
「!???いだだっだあああああああ」
藍澤の頬を両手で横に引っ張り始め悲痛の叫びが教室内に響くが誰もが冷や汗を垂らし他人のふりに徹する
誰しも自分の命が大切なのだ
クラス一同(恐怖政治に無意識に抗う藍澤アキラはすごいぞ…!だが許せ…)
「まったく。藍澤くん。君は自分の机の上のあの山はどうするつもりなんだい(にっこり)」
ぎゅううう!ぱしんっ
赤司がトドメとばかり渾身の力で引っ張り勢いよく放す。あまりの痛さに床に転がり悶える藍澤をイイ気味だと鼻で笑い飛ばす
声にならない言葉を発し痛む両頬を手で押さえながらなんとかいい笑顔で見下ろす赤司を涙目で睨む
「!」
痛みで生理的に潤んだ藍色の猫目
意図的に赤くされた頬
転げ回った所為で乱れた藍色の髪
無意識反抗的態度
赤司は背筋がゾクッとした
恐怖ではなく恐らくは違う意味で
「(コレを従わせたい、そうしたら、きっと_______)」
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