長編U
□淡恋
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あれから二時間がたつがリンは帰ろうとしない
仕事もある筈なのに
帰ろうとはしない
何で…
「…」
私は自室のベッドでうずくまっている
リンはベッドのすぐ近くに座っている
私の頭を撫でてくる
「……」
暖かい
でも苦しい
悲しい 辛いよ
リン「…蒼空
お願いします」
もう一度だけでも
チャンスを下さい…
今度は必ず
悲しい想いも
辛い想いも
裏切ることも
しません
ですから…−…
彼の気持ちはわかった
だから…赦してしまったのかもしれない
もう一度チャンスを与えたのかもしれない
「今回だけ…次は赦さないから…」と私は言った
頭を撫でるてが止まると
リン「はい」
ありがとうございます。
続く