りあたい
◆secretaryで。、
片倉さんのお家は一軒家で、奥さんメインに考えた注文住宅。
キッズスペースやら和室やらでなんとなく家庭的アピールしてそうな感じ。
ヒロインさん家はマンションのペントハウス。
実は社宅マンション。
畳スペースはあるけど小上がり席。
あんまり物を置かない主義なので割と殺風景。
そんなイメージ。
◆いい夫婦の日。
ヒロイン編
「今日ー俺んとこ会社休みなんだわ」
出汁を取った鰹節を炒めてたら、元親の腕が腰にまわる。
「ん?」
「だからよ、レオも休ませて動物園行かねぇか?」
いい決断、わたしもそういうの好き。
まだ時間はあるから、お弁当作ろうかな。
さすがに平日の朝は動物も眠そう。
「León es genial(ライオン、かっこいいね)」
雄ライオンはのんびり寝てる。
肩車してる元親はすごく機嫌が良くて元気。
「El nombre de Leo fue tomado del león.(レオの名前、ライオンから取ったんだぜ)」
2周して、疲れて寝たレオをシートに乗せて。
「ありがと、元親」
「いい夫婦の日イコールいい家族の日だしな」
いい夫婦の日。
◆いい夫婦の日。
片倉さん編
会社からの帰り、花を買った。
今日は残業もなく、早く帰るのが職場での暗黙の了解になっている。
こういう時、車通勤で良かったとしみじみ思う。
帰宅すれば、息子と妻が玄関のドアを開けてくれた。
「おとーさん、おかえりなざい」
…ざ?何があった。
「小十郎さん、お帰りなさい」
風邪気味らしい息子をあやしながら、俺の荷物を受け取る。
「…これを」
白いカサブランカ。
それに、小さなダイヤのネックレス。
笑顔で受け取ってくれる妻。
「ありがとう、小十郎さん」
いい夫婦の日。
◆ハロウィン。
「トリックオアトリート!」
仮装しない、お菓子を取りに来るような子供も近所にいない。
なのに、何故、政宗様は!!
「hey小十郎!ノリが悪ぃな」
…その手に持っているのは。
俺 が 作 っ た ご ぼ う だ!!!!
しかも
折 れ て い や が る!
「政宗様!!!!!!」
「…つーことがあってよ」
「あー、それっぽい」
「今日が貴様の命日だ、的なよ」
「まさにデッドオアアライブ」
かぼちゃは好きだけど食用しか作らない片倉さん。
◆たなばた。
secretaryにて。
「願い事か」
「何書きます?」
「…業績上がるようにか?」
「片倉さん、それベタですよ」
「じゃあお前は何を書くんだ?」
「世界平和?」
「スケールでかいな」
「まあ、お願いなんてそんなもんじゃないですか?」
「個人的なもんは」
「あー…煙草の値上がりがもっと緩くなりますように」
みなさまのお願いごとが叶いますように。
.
◆こばなし。
secretaryにて。
「理想のデートですか?」
「俺ァ自信あるぜ?海の見える公園だな」
「元親さんの理想なんじゃないですか」
「夜景もいいよな」
「それなら水族館でいい気がします」
「どんなんがいいんだ?」
「そうですね…テーマパークは混雑が嫌です」
「え」
「普通に居酒屋か焼き鳥屋で飲んで帰るとか」
「あー…(普通だ)」
「特別なことはしないのが一番ですね」
「サプライズは」
「結構です」
「感動しねぇ?」
「なんか、そのために費やす時間より一緒に何かしたいですね」
あんまり乙女思考じゃないヒロイン。
夜景とか海とか割と乙女思考の元親。
◆no title
secretaryにて。
ヒロイン「石田さん、入国審査は観光で?」
石田「友に安産祈願の御守りを渡すためだと答えた」
ヒロイン「あー…(それ面倒なやつだ)」
石田「?何かおかしかったか?」
ヒロイン「普通に観光でよかったんだけど」
石田「私は嘘を嫌う、だから正直に言っただけだ」
ちょっと照れくさいヒロインとまっすぐすぎる石田さん。
◆secretaryにて。
給湯室にて。
片倉さん「シルバーっていくらくらいするんだ?」
ヒロイン「軽くボーナス飛びますよ」
片倉さん「はっ?」
ヒロイン「いや好きなものにはお金使うでしょ…」
片倉さん「…ありえん」
ヒロイン「政宗サマーに貢いだ時間とか換算したらもっとすごいんじゃないですか…」
片倉さん「貢ぐってお前何を言ってるんだ大丈夫か」
ヒロイン「顔が怖い、すぐ怒る、よく社長に懐いてもらえましたね」
片倉さんの素朴な疑問に素直に答えた結果、顔が怖いと何故か話題をすり替えてみたヒロイン。
◆今日の大谷さん。
ひーっひっひひ…
ブフォッ!!!
柿ピーが詰まったようです。
◆石田三成の裏切り。
「何故だ…」
『渋滞考慮オートリルートを開始します』
「何故裏切る!」
カーナビ。
到着できればどんなルートでも構わないのに最初のルートを頑なに走りたい石田。
次の10件→
[TOPへ]
[カスタマイズ]